相模鉄道は9日、星川~天王町間の全線高架化を受け、土休日は12月8日、平日は12月10日から新ダイヤでの運行を開始すると発表した。
相鉄本線星川~天王町間は昨年3月の下り線に続き、上り線も11月24日から高架化される予定。全線高架化により、高架区間内のすべての踏切が除却され、交通渋滞の解消や安全性の向上、都市機能の充実など地域交通の円滑化が期待される。12月8日から運行開始する新ダイヤでは、和田町~天王町間の上り線で工事区間の徐行運転がなくなるため、一部の上り特急・急行の所要時間が最大1分程度短縮されるという。
平日・土休日の早朝時間帯、相鉄本線では上り(横浜行)初電の後に二俣川駅5時12分発・横浜駅5時30分着の各停を増発。上り初電は現在、二俣川駅4番線ホームから4時59分発だが、新ダイヤでは同駅3番線ホームから5時0分発に変更される。横浜駅到着時刻は現在と同じ5時18分。いずみ野線の上り初電も時刻が変更され、いずみ野駅4時47分発(現在は同駅4時50分発)となり、弥生台駅・緑園都市駅・南万騎が原駅の発車時刻も3分程度早まる。
土休日の早朝時間帯に運行される下り特急は運行時間帯が拡大され、新たに横浜駅6時30分発の特急を設定。現行の横浜駅6時30分発の快速は同駅6時31分発となり、行先も海老名行から湘南台行に変更される。新ダイヤの改正ポイントや各駅の時刻表については、各駅で配布される冊子時刻表・ポケット時刻表または相鉄グループウェブサイトなどでも案内されるとのこと。