イクメンオブザイヤー発表! りゅうちぇる「仕事の合間に家に帰って家事を」

イクメンオブザイヤー実行委員会は10月18日、都内で「イクメンオブザイヤー2018」の授賞式を開催。今年最もイクメンの認知向上に寄与したパパとして、タレントのりゅうちぇるさん、杉浦太陽さん、お笑い芸人の古坂大魔王さん、俳優の中尾明慶さん、そしてディズニーの人気キャラクター・ミスターインクレディブルを表彰した。

「イクメンオブザイヤー2018」受賞者(左から杉浦太陽さん、ミスター・インクレディブル、中尾明慶さん、りゅうちぇるさん、古坂大魔王さん)

家事も育児も2人でするもの

芸能部門で選ばれたのは、今年7月にタレントのぺこさんとの間に第一子となる男の子が産まれたりゅうちぇるさん。

芸能部門を受賞したタレントのりゅうちぇるさん

トークセッションで日々心がけていることについて聞かれると、「昔から男だから、女だから、という考えがなかったので、『ママになったんだからこれやるのが当たり前でしょ』っていうことはあんまりないですね。2人で子育てするんだから、相手を思いやって協力し合うのが当たり前ですよね」とコメント。

寝不足の妻のため、仕事の合間に家に帰って家事をするという

また、イクメンぶりを発揮しているシーンとして、台所で食器を洗っている写真を選び、「子どもができる前は僕たち2人とも料理とか家事を何にもしなかったんです。洗濯くらい。子どもができて料理とかもやるようになったんですけど、産まれてしばらくはぺこりんが寝不足で、時間が空いたら寝ないといけないので、僕が仕事の合間とかに家に帰って家事をやるようにしてたんです」とイクメンエピソードを話した。

男親として息子と向き合う

俳優部門を受賞したのは、女優の仲里依紗さんとの間に5歳の息子を持つ中尾明慶さん。

俳優部門で選ばれたのは中尾明慶さん

「息子が保育園に通っているんですが、この前保育園で友達とケンカしたときに手が出てしまったみたいで。5歳なので彼なりの考えとかもあると思うしなかなか難しかったのですが……」と最近のエピソードを紹介。

「でも、そこは男親として自分の経験とかを踏まえながら話をしました。これからも、腹を割って話し合える関係でいたいなと思っています。子育てって正解がないので、とにかく真正面から向き合っていこうと思って日々子育てしていますね」と話した。

イクメンぶりを発揮しているシーンに選んだのは、息子とサッカーをしている写真。

息子とサッカーをしている写真を紹介した

「去年のワールドカップあたりからサッカーが好きで、サッカー選手になりたいと言ってたんですが、最近5歳になって保育士に夢が変わったみたいです。それだけ保育園の先生が真摯に向き合ってくれてるんだとうれしく思っていて、これからも一つ一つ応援していきたいですね」とほほ笑んだ。

イクメンじゃなくて「イク家庭」になれば

芸人部門で選ばれたのは、お笑い芸人の古坂大魔王さん。

芸人部門は古坂大魔王さん

「稼いで、カッコ良くて、家事もして、たまに『愛しているよ』って言ってくれる、みたいな完璧なパパや旦那を目指してしまうと、どうしても減点方式になってしまうんですよ。僕は加点方式でいいと思います。で、あんまり情報を見すぎないようにしようと奥さんとも話しています。そこに愛があって、それをちゃんと伝えれば、イクメンというか『イク家庭』になっていくんじゃないかなと」と語った。

イクメンぶりを発揮しているシーンには、子どもをお腹に乗せて寝ている写真を選び、「抱っこしないとダメな時期があって、ずっと奥さんが抱っこしてて大変だったんですけど、僕の抱っこじゃなかなか納得してくれなくて……。でもこの態勢だったら泣き止んでくれたんですよ」とうれしそうに話した。

生後2カ月の頃、お腹に乗せて寝ると寝てくれたのだそう

また、「J-POPとかも聞かせてて、産まれて2日目に泣き止まないから『PPAP』見せたら、泣き止みました」と、「ピコ太郎」のプロデューサーならではのエピソードも紹介した。

一番大事なのは妻の機嫌

今年新設の一般選出部門で選ばれたのは、杉浦太陽さん

今年新設された「一般選出部門」で、子育て中のパパママ1,100名に対するアンケートにて選ばれたのは、タレントの杉浦太陽さん。杉浦さんはこの日、保育士不足解消の一助となるため活動する「保育士大使」に任命された。

すでに3児の父であり、妻の辻希美さんが第4子を妊娠中の杉浦さんは、「子どもの数だけ家事・育児は増えていくので、固定された家事っていうのはないんですよね。それを手が空いてるほうがやっていくんですけど」と、子だくさん家庭ならではの経験談を展開。

「でも、やっぱり何が一番大事かと言うと、妻の機嫌なんですよね。妻が不機嫌になると、家が上手く循環しなくなるので、どう妻のケアをするか。僕は結婚12年目ですけど、はじめは率先して逆に動きすぎて怒られることもありました。だから、手が空いてるなら『何か手伝おうか? 』、機嫌が悪かったら『どうしたの? 』って声をかけるとか。妻を一番大事にしつつ、そこから派生して子どもたちも大事にする、という感じですね」と話した。

また、イクメンぶりを発揮しているシーンに紹介したのは、子どもたちを抱っこしている写真。

3人抱っこの写真を披露した杉浦さん。もうすぐ4児の父になる

「3人同時抱っこですね。ここにもう1人増えるんで(笑)やっぱり子どもたち全員と同時に触れあっていたいと思うんですよ。でも長女はもう小学5年生なので、抱っこさせてくれなくなりました。(ほかの受賞者の)みなさんまだお子さん小さいでしょ? 女の子はある日を境目に一生一緒にお風呂入れなくなりますから! 」とアドバイス。

それを聞いた古坂さんが「逆に90歳くらいになればいけるんじゃない? 」と、会場の笑いを誘った。