GMSは10月4日、自身が「がん」と診断された経験が無く、身内にも「がん」経験者のいない人を対象とした「がんに関する意識調査」の結果を発表した。調査時期は2018年8月、有効回答は20~59歳の個人500人。
生涯で一度でもがんになる可能性はあると思うか尋ねたところ、「あると思う」が27.4%、「どちらかというとあると思う」が28.4%と、計55.8%が「自分自身がいずれがんになる可能性はある」と認識していることが判明。年代別では、50代が62.7%と最も多かった。
一方、これまでがん予防を意識して何かしら対策をした経験がある人は、わずか16.2%。これまでにとったがん予防の対策は、「食生活の見直し」が54.3%と最も多く、次いで「適度な運動」が50.6%、「禁煙」が35.8%となった。
がん治療の費用に自己負担額を含む医療費総額がどれくらい必要だと思うか問うと、「分からない」が圧倒的に多く47.0%。以下、「200万円以上300万円未満」が10.2%、「100万円以上200万円未満」が8.0%などと続き、50万円未満から1,000万円以上まで幅広い回答となった。
「がん保険」については、「現在加入している」が28.8%、「過去に加入していたが現在加入していない」が6.6%。一方、「加入したことはない」は64.6%を占めた。
「がん検診」の受診状況を聞くと、「ある」が34.0%、「ない」が約3人に2人にあたる66.0%。受診しない理由は、「費用的な問題」が27.6%で最多、次いで「面倒だから」が22.4%だった。