ヴォーカーズは9月18日、「退職者が選ぶ『辞めたけど良い会社ランキング 2018』」を発表した。

  • 「退職者が選ぶ『辞めたけど良い会社ランキング 2018』」

ランキングは、1位グーグル、2位P&G、3位マッキンゼー・アンド・カンパニー、4位ゴールドマン・サックス証券、5位リクルートホールディングス、6位ボストンコンサルティンググループ、7位三菱商事、8位三井物産、9位アステラス製薬、10位キーエンスとなった。

退職した企業を高く評価する社員にはどのような共通点があるのか、「入社理由」から探ったところ、会社に頼らない、自身のキャリアにおける自律意識の高さがあった。この会社で何を得たいのか、自身の成長のために会社を「活用」しようとする姿勢が上位企業のクチコミに多く見られた。

また、同ランキングには、「会社を高く評価し、転職意向がある」社員の割合が高い業界から多くの企業がランクイン。

逆にクチコミ投稿者の転職意向有無から、「会社への評価が低いにも関わらず、転職意向が無い」とどまり社員の割合が高い業界を集計すると、「電気、ガス、エネルギー」(9.4%)、「自動車、自動車部品、輸送機器」(8.1%)、「調剤薬局」(7.3%)、「航空、鉄道、運輸、倉庫」(7.1%)、「重電、産業電気機器、プラント関連」(6.9%)と続く。入社理由に「企業規模」「安定性」「福利厚生」「ワークライフバランス」「自宅から近い」といった、企業の「ハード面」を挙げるものが多く見られた。

  • 「会社への評価が低いにも関わらず、転職意向が無い」とどまり社員の割合が高い業界

就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」の会社評価レポートへの回答(2007年7月~2018年8月)を通じてデータを収集。退職者からの投稿が5件以上ある502社のうち、投稿数が30件以上ある24社1万2,835件のクチコミを対象データとしている。転職意向有無については転職意向の収集を開始した後のクチコミ投稿16万9,547件を対象に集計・分類している。