JR東海は5日、リニア・鉄道館の秋のイベントとして、大人気のTVアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』とコラボレーションした企画を初開催すると発表した。主題歌「進化理論」を歌う「BOYS AND MEN」を招いたイベントなどを実施するとともに、「鉄道のひみつ、みつけよう」「ジェイアール東海バス 30周年記念イベント」をはじめ、家族で楽しめるさまざまなイベントも開催する。
『新幹線変形ロボ シンカリオン』とのコラボレーションでは、キャラクターに関するパネル展示をはじめ、リニア・鉄道館内を巡るスタンプラリーや謎解きラリーなどのイベントを開催。10月8日には、主題歌「進化理論」を歌う名古屋観光特使の「BOYS AND MEN」を招き、「ボイメン号」に変身させた屋外展示の117系の車内で「進化理論」レコーディング裏話やゲーム大会などを実施する。
「ボイメン号」車内でのイベントは3回行われ、11時から水野勝さん、平松賢人さん、辻本達規さん、13時から小林豊さん、勇翔さん、土田拓海さん、15時から田村侑久さん、本田剛文さん、吉原雅斗さんが出演する。参加するには往復はがきによる事前申込み(9月25日必着)が必要で、募集人数は各回42組84名となっている。
「鉄道のひみつ、みつけよう」イベントでは、東海道新幹線の速度向上に貢献した「300X」車両などの車内を特別に公開。新幹線車掌・パーサー・在来線車掌・新幹線運転士・車両所社員といった鉄道に携わる仕事を現役の社員が紹介する「お仕事紹介」、普段入れない300系や100系の運転台を公開し、こども向けに制服を着て記念撮影を行える「運転台の公開(記念撮影)」、館内展示物の見所をスタッフが解説する「みどころガイド」、東海道新幹線の電車をペーパークラフトで作る「ペーパークラフト製作体験」、展示物をヒントに新幹線の特徴などについて学べる「クイズラリー」も開催する。
「ジェイアール東海バス 30周年記念イベント」では、ジェイアール東海バスが今年で運行開始から30周年を迎えたことをを記念し、「30周年記念展示」「ラッピングバスの体験乗車」「乗務員訓練車『黄色いバス』の見学・お仕事紹介」を開催。「黄色いバス」は、運転士の訓練や災害時の移動事務所として使用している車両で、内部の見学は随時行えるほか、バスの運転士による普段の仕事紹介も行われる。
その他にも、名古屋市港区の多加良浦保育園の園児によるエイサー(沖縄の伝統芸能)の披露、JR東海の社員で構成する音楽クラブによる吹奏楽のコンサート、鉄道友の会 名古屋支部 第2回写真展「JR東海の特急列車 いまむかし ~よん・さん・とうから50年~」といった企画が予定されている。