エコリングは8月24日、「遺品整理」に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2018年7月27~28日、有効回答は40~50代の1,129人。
身辺の整理をする適切な時期はいつだと思うか尋ねたところ、「元気なうちに」と答えた割合は8割近い77.35%に上ったのに対し、「葬儀後」は21.23%にとどまった。
自身に万が一のことがあったら不用品を捨てずに売却し、お金に換えて使ってほしいと考えている人は77.49%だった。しかし、実際に遺品整理をしたことがある人に、遺品整理をする前に「買取業者に依頼する」という選択肢はあったか質問したところ、「はい」との回答はわずか22.29%となり、「いいえ」が77.71%を占めた。
遺品整理で大変だったことは、1位「物が多い」(12.52%)、2位「処分方法がわからない」(6.39%)、3位「思い入れが強く作業が進まない」(5.68%)、4位「処理にかかる費用」(2.93%)、5位「遠方で通うのが困難」(2.93%)となった。
同調査では「自分の死後の所有物の処分方法に関しては、残された方に一任している方が多いが、それをしっかりと生前に共有、整理しておかなければ不要な気苦労や負担を強いる結果になりかねない」と指摘している。