日本音楽事業者協会(音事協)主催のお笑いコンテスト「あなたが選ぶ! お笑いハーベスト大賞2018」の本選会が28日、都内で行われ、お笑いトリオのハナコが優勝した。
日本音楽事業者協会が毎年1回主催している「お笑いハーベスト大賞」は、新人や若手のお笑い芸人を"ハーベスト(収穫)"する賞レース。この日は4月から6月にかけて予選会を勝ち抜いた15組のお笑いタレントが準決勝に登場して自慢のネタを披露。ハナコ、やさしい雨、土佐兄弟、卯月、四千頭身の5組が決勝に進出し、その5組によるネタ勝負でハナコが9代目の王者に輝いた。
準決勝ではコンビニの休憩室での一コマ、決勝では結婚式をネタにしたコントを披露したハナコ。ハーベスト大賞は1ステージ4分以上過ぎると減点の対象となるが、ハナコは減点されたにもかかわらず優勝。秋山が「決勝で(所属する)ワタナベエンターテインメントの芸人が3組もいて、僕らが一番先輩。負けたら恥ずかしかったので、何としても勝ちたかったです。優勝を獲れて本当によかったです」と安堵した表情を見せ、自信があったという菊田は「勝負は時の運といいますが、今日は僕らが運を持っていましたね」としてやったり。今年1月に所属するワタナベエンターテインメント主催のお笑いコンテスト「AbemaTV presents ワタナベお笑いNo.1決定戦2018」に続くタイトルとなったが、秋山は「今年は出る賞レースすべてに優勝したいという気持ちでやっています。次はキングオブコントを狙いにいきます」と早くも次なる照準を定めていた。
そんな彼らに贈られた優勝賞金は50万円。その使い道を問われて「僕は絵を描くのが好きなんですが、資金がなくて個展を開けていないんです。原宿で個展をやりたいですね」と秋山が意外な一面を明かし、菊田は「僕はプレステ4を買って大好きな服も買おうかな」と現実的な回答。秋田出身の岡部は「去年に狩猟免許を取ったので、今年はハンターデビューをしたいんです。その準備資金に」と笑いを誘うも本人はいたって真面目で、「今年になり、賞レースを獲るまでビールを我慢していました。このまま夏が終わりそうだったので、解禁させていただきます。事務所の先輩のサンシャイン池崎さんに『ビールが飲めます』と報告したいですね」とうれしそうだった。なお、同コンテストの模様は、8月18・19日にBS日テレ(ともに24:00~25:00※日時は未定ながらCS日テレでも放送予定)で放送される。