「平成30年7月豪雨」で運転見合わせとなっていた区間のうち、筑肥線筑前前原~唐津間(JR九州)、伯備線倉敷~総社間(JR西日本)、高山本線白川口~飛騨金山間(JR東海)などで11日始発から運転再開する。
筑肥線は7月6日から続いた大雨の影響で、電化区間の鹿家~浜崎間、非電化区間の大川野~肥前長野間で土砂流入の被害が発生。運転見合わせとなっていた区間のうち、電化区間の筑前前原~唐津間が運転再開することになった。筑前前原~西唐津間で行われていた代行輸送は7月10日をもって終了し、7月11日始発から姪浜~唐津間で通常運転を行う。筑肥線の非電化区間である山本~伊万里間は運転再開までに期間を要する見込み。7月11日から唐津~伊万里間で代行輸送を開始する。
伯備線は上石見駅・生山駅・根雨駅から米子方面へ普通列車の運転を行い、倉敷~上石見間は運転見合わせとなっていた。倉敷~総社間も斜面崩壊や土砂流入などの被害を受けたが、7月11日始発から運転再開。同区間は通勤時間帯に通常の4割程度、データイムに通常の3割程度で列車を運転する。総社~上石見間は引き続き運転を見合わせる。
高山本線は岐阜~飛騨金山間で7月11日始発から通常通りのダイヤで運転再開。飛騨金山~猪谷間は終日運転見合わせとなる。7月12日から下呂~飛騨古川間も運転再開する予定。残る飛騨金山~下呂間・飛騨古川~猪谷間は大雨による被害が確認されているものの、現地の詳細な確認ができておらず、運転再開の見込みは立っていない。