ドイツのBMW AGはこのほど、同社のSUVモデルであるXシリーズの新モデル「X2」を発表した。クーペのような流麗さとSUVの力強さを兼ね備えたエクステリアが大きな特徴となっている。

  • BMW「X2」

「X2」のボディは、「X1」よりも全高が7センチ低いスポーティなクーペスタイルを採用。ホイールベースは「X1」と同様ながら全長を短縮し、オーバーハングを切り詰めている。一方で、キドニーグリルは従来の台形を上下反転させた末広がりの形状とした。これは最近のBMWでは初めて採用されたデザインディテールで、これにより「X2」はクーペのスポーティさとSUVの力強さを両立させたデザインとなった。

モデルバリエーションは、発売時点でガソリンエンジン・モデルが「X2 sDrive20i」、ディーゼルエンジン・モデルが「X2 xDrive20d」および「X2 xDrive25d」の3モデルとなっており、これは順次拡大される。

ガソリンエンジン・モデルは最高出力172PSで、7速ステップトロニック・ダブル・クラッチ・トランスミッションと組み合わせられる。0~100 km/h加速は7.7秒。ディーゼルエンジン・モデルはインテリジェント四輪駆動システム xDriveを標準装備し、「X2 xDrive25d」に搭載される2.0リットルのディーゼルエンジンは最高出力231PSを発揮する。

標準モデルの他に、「Mスポーツ」と「MスポーツX」を設定。アルミホイールは、標準モデルが17インチ、「Mスポーツ」と「MスポーツX」は19インチを採用する。オプションで20インチを選ぶことも可能だ。

なお、これらの仕様はドイツ国内市場向けであり、日本仕様についてはすべて未定となっている。