エムティーアイが運営する健康情報サービス「ルナルナ」はこのほど、「年代別にみるカラダへの関心」に関する調査結果を明らかにした。同調査は2月16~19日、10~50代以上の女性1万908名を対象にインターネットで実施したもの。
生理前の心身の症状について尋ねたところ、心の変化で最も多い回答は「イライラする」(79.4%)だった。次いで「ゆううつになる」(54.3%)、「不安になる」(38.1%)となっている。体の変化では「胸の張り、痛み」(59.9%)が最も多く、「眠気」(52.2%)、「倦怠感」(48.6%)が続いた。
生理痛を感じることがあるか聞くと、「感じたことはない」はわずか5.4%で、9割以上は生理痛を抱えていることがわかった。痛みの程度は「鎮痛剤を飲まなくても我慢できる」(31.3%)が多い。
「毎回日常生活に支障をきたす(鎮痛剤も効かない)」と回答した人は全体では3.5%だが、10代は2倍以上の7.3%となっており、年齢が若い人ほど大きな痛みを抱えながら日常生活を送っていることがわかった。
生理痛への対処法として当てはまるものを尋ねると、最も多い回答は「鎮痛剤を飲む」だった。年代別にみると、10代~20代は「我慢する(特に何もしない)」と回答した割合が30代以上の層よりも高い。「婦人科を受診する」と回答したのは全体でも2.7%にとどまっている。
婦人科を受診したことはあるか尋ねたところ、年齢が高くなるほど受診率も高くなる傾向があった。10代では23.3%、20~24歳では57.1%だが、30代以降になると約9割が受診していることがわかった。
受診理由の1位は「子宮がん検診」(52.9%)、2位が「生理異常」(49.1%)となっている。
婦人科を受診し、自身の意識や婦人科のイメージに変化はあったか聞くと、「受診したことで悩みや症状が解決した」(47.4%)、「自分の身体をきちんと知れて安心した」(43.4%)という回答が多かった。10~20代からは「婦人科に対する抵抗はなくなった」「恥ずかしい気持ちはあったが、安心した」といった声が寄せられている。