ニュージーランド航空はこのほど、エコノミー「スカイカウチ」における機能を強化し、小さな子ども専用のハーネスとベルトを導入することで、より子連れ利用者が快適に過ごせる改良を実施した。今回の新しいエコノミー「スカイカウチ」は、当局の認可を経て今後数カ月にわたり、ボーイング777および787-9ドリームライナーに順次搭載される。
ニュージーランド航空が独自設計し、2011年に導入したエコノミー「スカイカウチ」は、エコノミークラスの1列3席をつなげて平らなソファ状にすることで、手足を伸ばしリラックスしたり、子どもが遊ぶスペースとして使ったりできる。元々はカップル利用を想定していたが、子ども連れ利用者の利用が多いことから、利用者からの声を反映し、今回の改良を行ったという。
これまで、ベルトサイン点灯中は大人が小さな子どもを膝の上に抱く必要があったが、この度、小さな子ども専用のハーネスとベルトを導入し、飛行中いつでも子どもが寝そべったまま過ごせるようになった。さらに、専用ベビーベッドによって、小さな子どもがさらに快適かつ安全に過ごせるようになる。
エコノミー「スカイカウチ」専用延長ベルトは、これまで大人ふたり、もしくは大人ひとりと子どもひとりが一緒にエコノミー「スカイカウチ」に寝そべることができるよう提供していた。今回の改良により、子どもふたりでもベルトを使用できるようになり、家族でさらに柔軟に機内での時間を過ごせるようになる。
また、今回の改良は、ニュージーランド航空のエコノミー「スカイカウチ」のライセンスを供与した他社においても、導入される見込みとなっている。この最新エコノミー「スカイカウチ」は、4月10~12日までハンブルクで開催されるエアクラフト・インテリア・エキスポにて、展示される予定となっている。