キャリアインデックスは12月19日、東京23区アルバイト平均時給ランキングを発表した。同社が運営するアルバイト・派遣情報のポータルサイト「Lacotto(ラコット)」に登録されている提携27サイトのデータ(2018年12月6日時点)を集計したもの。
JR山手線を境に100円近くの差
アルバイト時給ランキング1位は千代田区で平均時給は1,348円。同区は、霞が関や丸の内などのエリアがあり、地価も高く、昼間人口と夜間人口の差が最も大きい区としても知られている。
2位は港区で1,343円。同区も昼間人口と夜間人口の差が大きい区として有名だ。3位は中央区で1,334円。同区には、銀座や日本橋など日本の商業を代表する街がある。
以下、4位は新宿区で1,286円、5位は渋谷区で1,283円、6位は文京区で1,262円、7位は豊島区で1,258円、8位は品川区で1,257円、9位は江東区で1,255円、10位は台東区で1,240円となった。
一方、最も低かったのは板橋区の1,190円。次いで練馬区の1,200円と続き、主要ターミナル駅がない区が下位に沈んだ。
次にターミナル駅の有無の影響度をみるため、東京23区をJR山手線内側・沿線・外側に分類したところ、山手線内側の平均時給は1,311円、沿線は1,272円、外側は1,217円と、最大100円近くの差があることがわかった。同調査では「同路線は内側、及び沿線上に多くのビジネス街・商業施設をかかえ昼間人口が多くなっており、時給の差を作り出していると言える」と分析している。