「妊活ボイス」(CURUCURU運営)は12月5日、「妊活・不妊治療」に関するインターネット調査の結果を発表した。調査期間2017年は10月11~30日、調査対象は10年以内に妊活経験のある20~49歳までの女性、有効回答は300人(妊活時の平均世帯年収約500万円)。
金銭面がネックになるという声も
「妊活全般にかかった費用」は平均で約35万円。人工授精・体外受精・顕微授精のいずれかを経験した人に限定すると、平均費用は約134万円まで上昇した。さらに、不妊治療の中でも高額となる高度不妊治療(体外受精・顕微授精)経験者の場合、平均費用は193万円まで増加し、300万円以上の人も16.1%を占めた。
高度不妊治療に進むにあたり、金銭面はネックとなったか尋ねると、62.0%が「ネックになった」と回答。続けて「ネックとなった」と答えた人に、料金が安かった場合、高度不妊治療に変化があったか聞くと、「もっと早く治療に進んだ」が53.3%で最多となり、次いで「治療の回数が増えた」が35.6%と続いた。
回答者からは「治療費が高すぎる。助成金がもっとあれば躊躇せずに(治療が)できるのに」(30代前半・愛知)など、国の助成金制度の拡充を求める声や、「わずかな助成金だけでなく、大部分を保険診療にしてもらいたい」(20代後半・埼玉)など、保険内診療を求める声が多く寄せられたという。