本田技研工業の英国現地法人、ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは現地時間の6日、イタリア・ミラノで11月9~12日に開催される「EICMA2017(ミラノショー)」に出展するヨーロッパ向け2018年モデルの二輪車ラインアップとコンセプトモデルを発表した。

「CB1000R」

「CB300R」

今回は「CB1000R」「CB300R」「CB125R」「CRF1000L Africa Twin Adventure Sports」の4モデルを世界初公開するほか、ニューモデルとして「ゴールドウイング」「X-ADV」「NC750X」「NC750S」「INTEGRA」を出展。東京モーターショーで初公開したコンセプトモデル「スーパーカブ C125」「モンキー 125」も出展する。

フルモデルチェンジした「CB1000R」は、マスの集中化と軽量化を図った車体パッケージングに加え、さらに力強い出力特性を発揮する直列4気筒DOHC4バルブ1,000ccエンジンとスロットル・バイ・ワイヤシステムの搭載などを行い、エキサイティングでありながら操りやすさも追求。スタイリングは「ネオ・スポーツ・カフェ」をデザインテーマに、経験を積んだ大人の趣味にふさわしい高品位な機能部品で構成された外観を実現した。

「CB125R」

「CRF1000L Africa Twin Adventure Sports」

「CB300R」「CB125R」は"新世代CB"として誕生。ビギナーから経験豊かなライダーまで幅広い層を想定して開発し、マスの集中化を図ることで軽快で上質な操縦フィールをめざした。スタイリングは両モデルともに「CB1000R」のイメージを踏襲し、コンパクトかつダイナミックなプロポーションやメカニカルな機能美などで所有感を高めている。

「CRF1000L Africa Twin Adventure Sports」は、「もっと遠くへ行きたい」「もっとタフに過酷な挑戦をしたい」というさらなるアドベンチャーマインドをかき立てるモデルとして開発。また、1988年に初代「Africa Twin」がヨーロッパに登場してから30年を象徴する記念モデルとなっている。24リットル容量の大型フューエルタンクと大型のウインドスクリーン、ロングストロークのサスペンションなどの採用に加え、スロットル・バイ・ワイヤシステムも新たに装備した。

なお、今回出品される「CB1000R」「CB125R」「CRF1000L Africa Twin Adventure Sports」は日本での販売を計画しており、「CB300R」も日本では「CB250R」として販売予定とされている。