アスリートネット湘南は10月3日、会員制高地トレーニング専門スタジオ「Koach(コーチ)」を同社が手がける平塚スポーツケアセンター内にオープンさせた。

定期的に体内の血中酸素濃度・心拍数を計測(※イメージ)

一流アスリートが取り入れている高地トレーニングは、標高2,000メートルを超える場所に数週間から数カ月間滞在してトレーニングを行うというもの。しかし、そのような環境でトレーニングができるアスリートは一握りであるうえ、経済的負担・時間的負担も伴う。また、高地順応するまでの間、充分な強度でトレーニングができず、その間に体力レベルが落ちてしまうなど身体的にも課題が多いものであるとのこと。

「koach」は、高地トレーニングの本場であるアメリカから取り寄せた特殊な装置を使うことによって、空間の酸素濃度を標高約2,500mメートルの高地と同様の環境にした特殊な部屋を設置した施設。利用者が環境を変えることなく、好きなときに高地トレーニングを取り入れられるため、時間的負担も少なく体力レベルを落とす心配もないとのこと。

高地に行くと、気圧の変化のため高山病の心配もあるが、同施設では「常圧低酸素システム」を採用しているため、気圧の変化がないという。ルーム内には酸素・二酸化炭素濃度計を設置し、常に適切な高地環境が保たれているかチェックを実施。定期的に体内の血中酸素濃度・心拍数を計測するなど、安全にトレーニングできる環境を整えるとのこと。

同ルームの高所環境で行うトレーニングは、わずか15分のウォーキングでも1時間の運動に匹敵し、高所環境では成長ホルモンも多量に分泌されるとのこと。身体は酸素を取り込もうと毛細血管が発達し、ミトコンドリアも活性化するため、アンチエイジング効果・ダイエット効果も期待できるという。

わずか15分のウォーキングでも1時間の運動に匹敵するという

料金は経済的な負担の軽減も目指し、1回あたり1,000円以下(会員種別による)という部活動高校生にも利用できる設定とした。オープン記念として、10月中は通常体験3,240円が1,000円になるほか、その場で入会する場合は会員登録料5,000円が無料になる。月会費は6,480~1万5,120円(税込)。