出産祝いなどでプレゼントされることも多い"おくるみ"。赤ちゃんを包んだり、防寒に使ったり、お出掛けの時の日よけにしたりと、さまざまな活用方法があるが、どのように巻いてあげたらいいか、教わる機会は少ないかもしれない。そこで今回は、エイデンアンドアネイが聖路加国際大学で開催している「おくるみ教室」を取材。赤ちゃんに安心感を与えるおくるみの巻き方を教えてもらった。
赤ちゃんが"おなかの中にいるような状態"を
講師を務めたのは、エイデンアンドアネイでジェネラルマネージャーを務める山本みちかさん。山本さんによれば、おくるみを使うことにはさまざまなメリットがあるという。
「おくるみを巻いてあげると、赤ちゃんはお母さんのおなかの中にいたときのような感じがして、安心するそうです。また、うまれたばかりの赤ちゃんは、首や腰が安定していないので、抱き上げる時におくるみを巻いてあげると、体がバラバラにならず安定します」
"おくるみ"として巻いて使用する場合は、生後0~3カ月が目安とのこと。その後は、赤ちゃんの体温調節などに活用できるそうだ。
おくるみの巻き方は、とっても簡単だった。まずは床やベッド、布団などの上でおくるみを菱形に広げ、上部の角を少し折り返し、五角形にする。
折り目に赤ちゃんの肩を合わせて寝かせるのがファーストステップだ。この時、赤ちゃんの肩がおくるみから出ないように気をつけよう。
次に、赤ちゃんの片方の手を胸の上に置き、腕を固定するようにおくるみで包み込む。余った布は体の下に巻き込もう。
そして、足元からくるむように裾を持ち上げて、首元に折り込む。ここでは、足が自然に動かせるように、少しゆとりを持たせてあげるのがポイントだ。
もう片方の手を胸の上に置き、最後におくるみを肩から体の下へと巻き込んで固定すれば、完成だ!
授乳や沐浴時にも
布の端と端を固く結んで輪っかを作り、ママの首にかければ、授乳ケープとして活用することもできるそう。大きいサイズのものなら、沐浴時に赤ちゃんの身体を包んで、やさしくふくタオルとして使える。ママ・パパが濡れないためのエプロンとして使うのも便利だ。
おくるみとは異なるが、大判のブランケットを細長く巻いて丸めて置き、その上に別のブランケットやタオルなどをかけてあげれば、簡易ベッドも作ることができるという(ここでは、エイデンアンドアネイの「ドリームブランケット」「ミニドリームブランケット」を使用)。
枕カバーやベビーベッドのシーツなど、さまざまな用途で使い続けることができるおくるみ。最後に山本さんは、「ぜひお気に入りのものを見つけて活用してみてください」と話してくれた。赤ちゃんにとって優しいのはもちろんのこと、ママ・パパの気持ちが上がるような商品をぜひ選んでほしい。