脳梗塞で療養していた落語家の桂ざこばが4日、読売テレビ系のレギュラー番組『そこまで言って委員会NP』(毎週日曜13:30~)の収録にサプライズで登場した。この模様は、6日の番組で放送される。

『そこまで言って委員会NP』MCの辛坊治郎(左)と渡辺真理=読売テレビ提供

ざこばが同番組の収録に参加するのは、緊急入院の前日に行われた5月26日の収録以来。番組収録の最後に、司会の辛坊治郎、渡辺真理に「ざこば師匠の登場です!」と呼び入れられ、弟子の桂塩鯛とともに登場した。

パネリストから拍手で迎えられると、笑顔で「色々すんませんでした」とあいさつ。ざこばの横に立った辛坊が「どこも、何ともないですね!」と言葉をかけると、「もう100%元気そうに見えると思うんですけど…。ガーッとなると言葉がうまく、こう~出てくるのが…」とリハビリ中の状況を説明したが、辛坊は「前からですやん」と早速ツッコミが。

それからも、フロアに立ったまま、倒れる前の様子を生々しく話すざこばに、辛坊が「前より滑舌いいですよ!」と浴びせるなど、久々に息の合ったやりとりを見せた。

最後にざこばが「では今日の『委員会』の最後のサゲを披露します」と、番組恒例のエンディングを締めくくる「一言」を披露すると思わせたが、「弟子の塩鯛がやります!」とむちゃ振り。塩鯛が慌てながら見事にまとめの一言で締めた。

この日は、13日の放送分も収録され、こちらには、ざこばと親しい三遊亭円楽が初出演。「休養中のざこばさんのためなら」と異例の友情出演で、さまざまなテーマに鋭く斬りこみ、番組レギュラー陣に負けない存在感を示していた。

なお、ざこばの番組への本格的な復帰は、今後の体調の回復次第で予定している。