フリーアナウンサーの塩地美澄、花崎阿弓、宮島咲良、堀友理子、西島まどか、松本圭世、松原江里佳、谷亜沙子がこのほど、東京・台場のフジテレビで行われた同局系バラエティ特番『聞いてた話と違います! ~ブームに潜む落とし穴~』(7日19:57~21:49)の収録後に取材に応じ、番組の手応えを語った。

(前列左から)宮島咲良、松原江里佳、堀友理子、塩地美澄 / (後列左から)西島まどか、谷亜沙子、松本圭世、花崎阿弓

この番組は、世の中に存在する甘い話やオイシイ話を信じて、いざやってみたら「聞いてた話と全然違う!」と時代の落とし穴にハマってしまった人たちが、驚きの実態を告白していくというもの。「焼き肉店編」「海外移住編」といったテーマの中で、注目は「フリー女性アナウンサー編」。憧れの職業と言われる女子アナだが、彼女たちの中には、安定した収入を捨てて局アナから独立した人もおり、知られざる格差や、のし上がるための醜い争いなどの悲惨なエピソードが、再現VTRとともに次々に明かされる。

女子アナ界のヒエラルキーでは、「○○パン」の冠番組を持ったフジテレビアナウンサーが頂点とされているそうで、セットの"落とし穴"に座ったフリーアナたちが、進行役の"ミタパン"こと三田友梨佳アナに見下ろされて嫉妬する場面が。また、バラドルの小島瑠璃子にトークスキルを呆れられたり、大先輩の吉川美代子に本気でダメ出しされたりするシーンも見られる。

そんな中で、彼女たちの間でも収録で爪跡を残したと認識されているのが、花崎阿弓。独特のエピソードトークや密着VTRで、特にハライチの澤部佑に「いい意味で応援したくなる」と気に入られていたが、本人は「私は自分は面白いところをたくさん出しすぎてしまったので、アナウンサーとしてやっていけるのかが心配です」と、自分の想像とは違う方向に発展してしまったようだ。

他にも、「○○パン」に憧れ、東野幸治から「カヨパン」と呼んでもらって喜んでいた松本圭世(元愛媛朝日テレビ、テレビ愛知)は「いい響きでしたね(笑)」とご満悦。「こんな機会ないので、今までの収録の中で一番楽しかったです。地方局を辞めちゃって東京に出てきて、本当に良かったって思ってます!」と、充実の表情で語った。

また、収録中より「月から来ました」と主張していた松原江里佳(元札幌テレビ)は「設定じゃなくて本当に来てるんですけど、そのことで皆さんが戸惑ってしまったかなという部分はあったんですが、『月から来た』っていうことを伝えたことで、月の住人が喜んでると思います」と胸を張っていた。局アナ時代は、月から来たことを言うのを我慢していたそうだが、「これからは全面的にアピールしていこうと思います」と笑顔だ。

スタジオゲストには他にも、高橋英樹、井森美幸、博多大吉、岸博幸が登場。大吉は「皆さんの『聞いてた話と違う!』というのが予想以上だったので、芸人として失格ですけど、かける言葉が見当たらないんですよね…。ツラかったです(笑)」と衝撃を受けたことを語っていた。