マイナビは5月25日、「2017年度就職活動に対する保護者の意識調査」の結果を発表した。調査期間は4月9日~10日、対象は大学4年/大学院2年で現在就職活動中・2017年に就職活動を行う予定の子供を持つ親、及び2017年3月に大学/大学院を卒業/修了した就職活動経験のある子供を持つ親、有効回答は1,000人。

子供の就職先、「経営が安定している」が最多

子供の就職活動について、「関心(高い関心+関心)がある」と答えた保護者は80.3%となり、2015年1月の前回調査(69.5%)と比べて10.8ポイント増加した。特に母親は84.9%(前回72.8%)と高く、父親の78.5%(同67.7%)を6.4ポイント上回った。

入社してほしい企業の特徴を聞くと、「経営が安定している」が44.0%で前回同様1位。詳細をみると、息子を持つ母親(51.9%)が娘を持つ母親(43.8%)を8.1ポイント上回った。2位は「本人の希望や意志に沿っている」の36.9%で、こちらは息子を持つ母親(38.5%)より娘を持つ母親(41.4%)の方が2.9ポイント高かった。

入社してほしい企業の特徴(2つまで選択)

就職環境については、「(大変+多少)厳しい環境」(65.5%)と答えた割合が、「(多少+かなり)楽な環境」(34.5%)を31ポイントも上回った。前回(78.1%)より減少したものの、売り手市場と言われる中でも、保護者は厳しい環境であると感じているようだ。

一方、学生側の調査(「2018年卒マイナビ学生就職モニター調査4月の活動状況」より)では、先輩より自分たちの就職活動が「(かなり+多少)厳しくなる」と答えた割合は11.3%となり、保護者と子供では感じ方に大きな差があることがわかった。