RMMAによる内部解析 - RAM Performance(グラフ192~195)

最後はRAM Performance Testをまとめて4つ。まずグラフ192はCRC32の性能である。本来ならAES命令の中にCRCを処理する命令が入っているのだが、RMMA自身が古すぎてそうした拡張命令を使わないので、これは純粋にx86命令でCRC32を実行している。結果は意外にも最高速がCore i7-6950Xで、次いでRYZEN R7 1800X、一番遅いのがCore i7-7700Kである。

同様にADLER32の結果がグラフ193であるが、こちらも(差のつき方や絶対的なスループットの違いはあるにせよ)やはり同傾向であり、必ずしもSingle ThreadだとRYZENが遅いとは限らない事を示している。

次の2つは文字列検索で、これも最近の拡張命令を使っていないので絶対的な速度は遅いのだが、Case-Sensitive、つまり大文字小文字を区別する場合(グラフ194)、最高速はCore i7-7700Kで、そこからちょっと離れてCore i7-6950X、一番遅いのがRYZEN R7 1800Xということになる。

ところがCase-Insensitive、つまり大文字小文字を区別しない(プログラム的にはこの方が余分な処理が発生するので重くなる)場合(グラフ195)、性能差がぐんと縮まる(ついでに絶対的な性能も大きく落ちている)上、RYZEN R7 1800XがCore i7-6950Xを凌ぐ性能になっているなど、プログラムによってまだまだ性能が大きく変わりやすい事が見て取れる。