GIGABYTEは、創業40周年を記念した「Infinity」シリーズを発表。マザーボード、グラフィックスカード、キーボード、マウスなど幅広く展開していくが、本記事では、まずマザーボードのハイエンドモデル「X870E Aorus Infinity Next」に注目したい。パッと見て気づくのは、ヒートシンクの形が普通とは全く違うことだ。

  • まさに"異形"のマザーボードだ。石けんの泡っぽいというか、骨の中身っぽいというか……

    まさに"異形"のマザーボードだ。石けんの泡っぽいというか、骨の中身っぽいというか……

このヒートシンクはアルミ製で、内部の空洞が大きい複雑な形をしている。この3次元形状はジャイロイド(Gyroid)と呼ばれるもので、同社によれば、通常のヒートシンクに比べ、表面積を44%も増やすことができたとのこと(M.2ヒートシンク)。マザーボード用として初めて金属3Dプリンタを使うことで、これを実現している。

  • これはVRMヒートシンク。内部まで複雑な形が続いていることが分かる

    これはVRMヒートシンク。内部まで複雑な形が続いていることが分かる

  • M.2ヒートシンクはとても背が高い。説明員も"オーバーキルだ"と笑っていた

    M.2ヒートシンクはとても背が高い。説明員も"オーバーキルだ"と笑っていた

外から見えているヒートシンクは全てアルミ製だが、隠れているチップセットクーラーは銅製で、こちらも金属3Dプリンタ製。ベイパーチャンバーの微細な構造まで3Dプリンタで作られており、100W以上の冷却能力があるという。

  • チップセットクーラーのみ銅製だ

    チップセットクーラーのみ銅製だ

  • 表面にはすごく細かいフィンが見える

    表面にはすごく細かいフィンが見える

また、この製品は電源回路も超強力。採用した「Quad OptiMOS」は、1チップで4フェーズを実装しており、合計ではなんと64フェーズも搭載。最大5,120Aの電流供給が可能だという。

  • ヒートシンクに隠れて基板はほぼ見えないが、このようになっている

    ヒートシンクに隠れて基板はほぼ見えないが、このようになっている

  • CPU周りに並ぶ銀色のチップが「Quad OptiMOS」だ。数えると16個ある

    CPU周りに並ぶ銀色のチップが「Quad OptiMOS」だ。数えると16個ある

発売時期や価格が気になるところだが、どちらも未定とのこと。金属3Dプリンタを活用するという特殊な製品のため、おそらくとんでもない値段になるのでは……と思うが、これが欲しいハイエンドユーザーは今から貯金を開始しておこう。

  • バックパネルには、蜂の巣状の穴が開けられており、エアフローに優れる

    バックパネルには、蜂の巣状の穴が開けられており、エアフローに優れる

  • 初めて金属3Dプリンタを使った宇宙技術のマザーボードとアピールする

    初めて金属3Dプリンタを使った宇宙技術のマザーボードとアピールする