RMMAによる内部解析 - I-ROB(グラフ108~111)

次はROB(Reorder Buffer)の動きである。まずForward(グラフ108)を見ると、RYZEN 7 1800XのROB Depthは64程度に見える。これはHaswell-Eの倍程度、Core i7-7700Kの半分程度といった丁度中間の値であるが、その分最初のLatencyは15cycle程度と低めである。

その先のLatencyの上がり方がIntel2製品よりずっとゆるやかなところが特長で、このあたりはうまく処理されているように思える。これはBackward(グラフ109)でも同じだが、Random(グラフ110)になると急激に悪化するのは、ほかでも見た感じである。

もっともPseudo-Random(グラフ111)だといくぶん改善されている。流石にROBにPrefetchは関係ないと思うのだが、どうもRandomになると急激に性能が悪化するのはRYZEN 7 1800Xの癖なのかもしれない。

もっとも悪化といってもCore i7-7700K並みという言い方も出来るわけで、むしろRandom Access時のLatencyをそうひどく増やさないまま、Sequential AccessのLatencyを低く抑えきったと褒めるべきであろう。