フジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』の最終回スペシャル(26日18:30~23:18)。番組の最後には、SMAP5人によるラストステージとなる「世界で一つだけの花」が放送された。

歌唱前には、SMAPからの「スマスマ20年、そしてグループ活動28年、みなさまの気持ちに、深く感謝いたします。ありがとうございました。 SMAP」というメッセージをテロップで表示。その後、埼玉・所沢航空記念公園からの生中継だったテレビ初出演映像を皮切りに、これまでの軌跡のダイジェストVTRが流れた。

そして、フラワーアートで彩られた『SMAP×SMAP』のロゴをはじめ、たくさんの花に囲まれたステージで、「世界に一つだけの花」を披露。中居正広が途中、広げた手をまるでカウントダウンするかのように「5、4、3、2、1」と5本の指を折りたたむしぐさもあった。これは、SMAP5人を意味していたのだろうか。

こうして歌い終わった5人は深々と頭を下げ、そのまま白い幕が下りると、スタッフから大きな拍手がわき起こった。

その幕の奥では、涙がこらえきれなくなってなかなか頭を上げることができず、後ろに下がり、スタッフに背中を見せてそれを隠そうとする中居。上を見つめる稲垣吾郎。前をじっと見つめる草なぎ剛。目をつぶる香取慎吾。そして、スタッフに「ありがとうござました」とつぶやく木村拓哉という、5人それぞれの表情が映し出された。

その後は、スタッフ1人1人と5人が記念撮影。その時の表情は打って変わって、皆笑顔に変わっていた。

この様子を映しながら、エンディングのスタッフロールが流れた後、SMAPの5人は、これでラストとなる東日本大震災復興支援、熊本地震の義援金を呼びかけ。最後は、1996年4月15日放送の第1回のオープニング映像で、20年9カ月という長い歴史に幕を下ろした。

これまで放送された放送回数は、先週の12月19日分までで計919回。この全平均視聴率は18.1%となっている(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。