京浜急行電鉄は1日、年末年始期間中の特別ダイヤについて発表した。終夜運転は京急本線泉岳寺~横浜間・大師線京急川崎~小島新田間で行い、他の路線も一部区間を除き最終電車繰下げなどを実施。元日早朝に品川発三崎口行の特急「初日号」が2本運転され、貸切列車「みうら元旦号」の運転も予定されている。

京急大師線1500形。今年1月には干支の「申(さる)」のヘッドマークが掲出された

京急本線・空港線・大師線・逗子線・久里浜線は12月30日から土休日ダイヤに。12月31日深夜から1月1日早朝にかけて、大師線京急川崎~小島新田間7~10分間隔、京急本線泉岳寺~横浜間30分間隔で終夜運転を行い、泉岳寺駅で都営浅草線の電車に連絡する。

横浜~浦賀・京急久里浜間(京急本線・久里浜線)は最終電車の後に上下各2本を増発、金沢八景~新逗子間(逗子線)も上下各1本を増発し、最終電車の時刻を繰り下げる。上りは終夜運転を行う泉岳寺方面との接続を図る。京急蒲田~穴守稲荷間(空港線)も深夜2時台に上下各1本を運転。1月1日早朝には、金沢文庫駅5時12分発・浦賀駅5時35分着の普通を横浜駅始発とし、横浜~金沢文庫間の始発電車の時刻を繰り上げる。

元日早朝に貸切列車「みうら元旦号」2100形で運転

特急「初日号」は三浦海岸や城ヶ島での初日の出に便利な列車として運転され、品川駅4時24分発・三崎口駅5時36分着「初日1号」、品川駅5時0分発・三崎口駅6時17分着「初日2号」の2本を設定。ともに三崎口駅で城ヶ島行直行バスに接続する。

貸切列車「みうら元旦号」は2100形を使用し、京急川崎発三浦海岸行として運転される

貸切列車「みうら元旦号」は京急川崎駅5時2分発・横浜駅5時14分発・三浦海岸駅6時1分着で運転され、川崎大師での初詣や横浜でのカウントダウンイベントから初日の出を眺められる三浦海岸へ直行する列車に。2100形8両編成を使用し、ヘッドマークも掲出する予定だという。募集人数は350名で、12月7日10時から12月25日までウェブサイトにて募集し、乗車券とは別に参加費1,000円が必要となる。

1月1日以降、大師線は川崎大師への利便性向上を目的に臨時ダイヤが実施される。1月1~9日の毎日と1月14・15・20・21日の計13日間、通常時より増発して日中6分間隔の運転に。なお、大師線は2017年も干支の「酉(とり)」をテーマとしたヘッドマークを1月1日から掲出する予定。デザイン募集は11月30日をもって終了しており、優秀作品2点がヘッドマークに採用されることになっている。