ヴォーカーズは11月16日、就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」における現職社員クチコミによる「平均残業時間推移」を発表した。調査は2012年1月~2016年11月、6万6,035件を対象データとした。

平均残業時間推移

過去5年の推移を見ると、2015年と2016年に平均残業時間が大幅に減少。2014年に平均44時間/月だったものが、2015年には5時間減り39時間/月、2016年にはさらに4時間減り35時間/月という結果になり、2013年と2016年を比べると月間11時間の減少となっている。

調査では、「社会の風潮に沿った残業に対する意識変化があり、それが大きく反映された結果と言えるのではないでしょうか」と分析している。

業界によって差はあるものの、2015年と2016年はほぼすべての業界で平均残業時間が減少。2013年と比較すると、たとえば「広告代理店、PR、SP、デザイン」は79時間から59時間の20時間減、「コンサルティング、シンクタンク」は80時間から58時間の22時間減、「建築、土木、設備工事」は84時間から55時間の29時間減となっている。

業界別 月間平均残業時間の推移