日本政府観光局(JNTO)は4月20日、2016年3月の訪日外国人客数を発表した。前年同月比31.7%増の201万人で単月では過去最高記録となった。これにより、2015年度累計の訪日外国人客数は2,135万9,000人となり、前年比45.6%増だった。
訪日外国人客シェア、東アジアが最多に
2016年3月における訪日外国人のシェアをみると、67.8%で「東アジア」が最も多かった。次いで「欧米豪」(14.3%)、「東南アジア・インド」(13.3%)となった。「東アジア」の内訳をみると、中国が前年同月比47.3%増の49万8,100人で最多に。次いで、韓国が37万4,100人、台湾が32万8,400人、香港が16万1,000人となった。
同局は3月の訪日外国人客数増加の理由について、「近年更に人気が高まっている桜シーズンを迎えたことや、昨年4月だったイースター休暇が今年は3月となり、欧米市場や一部アジア市場からの訪日需要が増加したことが挙げられる。また、継続的な訪日旅行プロモーションや、航空路線の拡大、クルーズ船の寄港増加、燃油サーチャージの値下がりも、引き続き訪日旅行者数の増加を後押ししている」とコメントしている。