「一度でいいから餃子で食い倒れてみたい」と思うことはないだろうか。筆者は餃子を食べるたびに思っているのだが、このほど餃子計画が運営する「浪花ひとくち餃子 餃餃(チャオチャオ) 錦糸町店」(東京都墨田区)で餃子食べ放題を開始した。これを聞いたからには、もう行くしかない!
同店では、90分間餃子が食べ放題となるプラン「選べるおつまみ1品付」(税込1,980円/ワンドリンク制)、サワー・ハイボールなど20種が飲み放題となる「エコノミープラン」(税込980円)、生ビール・プレミアムドリンクなど35種をそろえた「プレミアムプラン」(税込1,600円)を用意。この食べ放題の餃子は全部で21種類もある。そこで今回は、「選べるおつまみ1品付」で"餃子祭り"に挑んでみた。
食べ放題コースは、はじめにおつまみを注文した後に、人数分の「チャオチャオ餃子」と店員が21種類の餃子から選んだオススメの3種類が運ばれてくる。それらがそろい次第、好きな餃子を3品ずつ注文できるというルールだ。
いざ食べ放題コースに挑戦
餃子の前におつまみをチョイス。おつまみは、「もやしナムル」「きゅうりのピリ辛漬け」「塩麹キャベツ」「酢もつ柚子胡椒ポン酢」「梅くらげ」からひとつ選べるようになっている。ドリンクはやっぱり「生ビール」(税込450円)を選びたいところ。
餃子たちの"襲撃"に胸をふくらませながらおつまみを軽く食べていると、待望の餃子たちが運ばれてきた。まずは「チャオチャオ餃子」から。一口サイズの羽根付き餃子で1人前で8個入りになっている。パリパリに焼かれた皮をほおばると、豚肉や野菜のうま味たっぷりの肉汁があふれてきた。「餃子といえばこれ! 」とうなってしまう味わいだ。
餃子に付けるたれには、醤油や酢をあわせた「酢醤油タレ」と「ラー油」、関西で主流という「酢味噌タレ」「からし味噌」の4種類が用意されている。餃子にあわせて使い分けることができる。
人数分のチャオチャオ餃子と一緒に、この日は、黒ゴマを混ぜた「黒ゴマ餃子」「にんにく餃子」「九条ネギ餃子」がオススメ餃子として運ばれてきた。
オススメの3種類の後は自由に注文ができる。まず注文したのが「ネギマヨ餃子」。どさっとのったネギの上にマヨネーズがかかっており、見た目のインパクトも強い。カレー粉で味付けされた「カレー餃子」はというと、ご飯が欲しくなる一品だ。
島唐辛子をガツンときかせた「赤餃子」は、一口食べると汗が噴き出す辛さ。筆者はあまりの辛さに悶絶した。
とろけたチーズがトッピングされた「トマトチーズ餃子」と、チリソースとマヨネーズを足した「チリマヨソース」が付いてくる「さくさく海老揚げ餃子」は、女性人気が高いという。
紙袋に揚げ餃子とフレーバーパウダーを入れ、シャカシャカと振った「シャカシャカ餃子」もラインナップしている。フレーバーパウダーは、「醤油バター」「ガーリック」「梅鰹」「コンソメ」「コーンポタージュ」の5種類がそろい、好みの味を選べるのがうれしいところ。
スイーツだって餃子だ。もちろんこちらも食べ放題。「チョコ餃子&バニラアイス」はチョコを包んだ焼き餃子から、とろりと濃厚なチョコレートがあふれ出てくる。付け合わせのバニラアイスで、熱さと冷たさを同時に楽しめるぜいたくな一品だった。
各餃子は、1人前3個ずつ提供される(チャオチャオ餃子は8個、チョコ餃子&バニラアイスは2個)。今まで学生や社会人など数々の挑戦者が同店を訪れているが、完食はひとり平均して約50個とのことで、全てのメニューを制覇した人はほとんどいないそうだ。
食べ放題は月~金の15時~21時のみ開催している。事前予約は行っておらず、店頭で並ぶ必要がある。席は120分制なので、15時、17時、19時の節目が入店しやすく、19時以降はかなり並んで待つことがあるという。狙い目は、15時や17時など早い時間帯とのこと。
餃子を時間が許す限り食べられる同企画は、4月末まで予定している。大食いに自信がある人はもちろん、心ゆくまで餃子を楽しみたいという人は、ぜひ一度挑戦してみてはいかがだろうか。