ファーストリテイリングは7日、2015年12月度の国内ユニクロ売上高(速報)を発表した。それによると、12月の既存店売上高は前年同月比11.9%減となり、2カ月連続で前年を下回った。
世界的な暖冬が影響
12月は、気温が高い日が続き、防寒衣料を中心に販売が苦戦したため、既存店売上高は減収となったという。
直営店の売上高は同12.5%減、直営店とダイレクト販売の合計売上高は同10.7%減と、ともに2カ月連続の減少。客数は、既存店が同14.6%減、直営店が同15.1%減、直営店とダイレクト販売の合計が同13.8%減と、いずれも7カ月連続の減少。客単価は、既存店が同3.1%増、直営店が同3.1%増、直営店とダイレクト販売の合計が同3.6%増と、いずれも27カ月連続で増加した。
同社は併せて2016年8月期第1四半期(2015年9月~11月)の連結決算(累計)を発表。それによると、親会社の所有者に帰属する当期利益(純利益)は前年同期比30.2%減の480億円となった。
売上高は同8.5%増の5,203億円、営業利益は同16.9%減の759億円、税引前利益は同27.2%減の776億円。国内ユニクロ事業は減収減益、海外ユニクロ事業は増収減益となった。世界的な暖冬が売上に影響したという。
通期業績予想は、純利益が前期比横ばいの1,100億円とし、前回予想から下方修正した。