グラクソ・スミスクラインはこのほど、男性型脱毛症で悩む患者に向け、男性型脱毛症疾患啓発ウェブサイト「Hatsumo(発毛)Web」をオープンさせた。

男性型脱毛症疾患啓発ウェブサイト「Hatsumo(発毛)Web」(イメージ)

同社は9月28日、厚生労働省から「男性における男性型脱毛症」の効能・効果において、5α還元酵素1型/2型阻害薬である「ザガーロ カプセル0.1mg」「ザガーロ カプセル0.5mg」の製造販売承認を取得した。同サイトはこれを受け、発毛に関する正しい情報を提供し、QOL(生活の質)を向上させることを目的に開設したもの。

男性型脱毛症は、思春期以降に始まり徐々に進行する、男性において最もよくみられる脱毛の病型のことを言う。前頭部と頭頂部の毛髪が軟毛化して細く短くなり、最終的には額の生え際が後退し頭頂部の毛髪がなくなることが特徴。日本人で男性型脱毛症に悩む患者数は全国に約1,260万人いると言われ、近年は若年層にも増えている。

同サイトでは、「発毛」についての最新情報について紹介。コンテンツ「AGA大辞典」では、髪に関する基礎知識から医学用語までを大辞典にし、男性型脱毛症について解説している。「髪のデータバンク」は、髪に関するさまざまなデータを通じて、髪についての理解を促すような内容となっている。

コンテンツ「AGA大辞典」

また、人気ヘアサロンのトップスタイリストが監修した、ユニークなコンテンツ「AGA ヘアカタログ」も設置。薄毛や抜け毛を理由に髪型に悩む男性でも、アレンジ次第でおしゃれになるヘアスタイルの提案も行っている。11月には、日本全国の男性型脱毛症の診療を行っている病医院が検索できる「病院検索」も公開予定とのこと。