リスクモンスターは、オーシャナイズの協力のもと調査した第1回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査結果を発表した。調査は7月24日~8月31日にかけて行い、365件の有効回答を得た。
3位は日本赤十字社、4位は日本郵便
就職したいと思う企業・業種ランキングの1位は、「地方公務員」となった。2位は「国家公務員」、3位は「日本赤十字社」で、以下「日本郵便」「みずほ銀行」「ソニー・ミュージックエンタテインメント」「三菱東京UFJ銀行」「全国農業協同組合連合会(JA全農)」「日本テレビ」「集英社」と続いた。
業種別で見ると、銀行業が4社(みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ信託銀行)と最も多い結果となった。公務員と民間企業の志望度を比較すると、公務員への志望が47.2%と半数近くにのぼっており、大学1、2年生時点での公務員に対する人気の高さがうかがえる。
就職したい業種の1位は「公的機関・士業」で、2位は「金融・法人向けサービス」、3位は「メディア」だった。逆に、就職したくない業種は、1位が「金融・法人向けサービス」、2位が「自動車・重機械」、3位が「小売・外食」となっている。
「自動車・重機械」、「小売・外食」に関しては、就職したい業種ランキングで下位であり、就職したくないランキングでは上位である点から、就職先として敬遠されがちな業種となっていることがわかる。
就職先の選定において気になる点について聞くと、「給与額」が1位、「雇用形態」が2位、「離職率」が3位となった。学年別に見ると「雇用形態」「勤務地」「残業時間」「残業代の有無」「企業の業績」といった項目について、1年生よりも2年生の方が大幅に高い回答率となっている。
将来望む就業の形の1位は、「やりがいのある仕事をしたい」、次いで「優良企業で安定的に働きたい」、「出世して高収入を得たい」と続いた。学年別では、1年生よりも2年生の方が、「やりがいのある仕事をしたい」という意向が強く、「出世して高収入を得たい」という意向は弱くなる傾向がある。
就職先において最低限実現したい生涯最高年収としては、「500万円以上600万円未満」が最も多く、「600万円以上700万円未満」が2位、「700万年以上800万円未満」が3位となった。学年別では1年生よりも2年生の方が希望する生涯年収が低い傾向にある。