JR東日本は2日、新宿駅新南口駅舎跡地に建設中の「新宿駅新南口ビル(仮称)」の正式名称を「JR新宿ミライナタワー」と発表した。

「JR新宿ミライナタワー」外観完成イメージ

駅舎南側に設置する広場イメージ

「JR新宿ミライナタワー」はオフィスを中心とした高さ170mの複合ビル。「未来な新宿」「未来への出発点」でありたいとの願いをビル名称に込めた。

5~32階はオフィスフロアで、改札直結のオフィスエントランスから5階のロビー階にアプローチできる構造に。1~4階は商業施設となり、ファッション・雑貨・食品・飲食など約50店舗が入る。線路上空部の5~7階には、文化施設としてスタジオ併設の多目的ホールと屋外広場を整備するほか、クリニックや認可保育所も設置。オフィスフロアと商業施設は2016年3月完成予定、残りのフロアも同4月までに完成する予定だ。

「JR新宿ミライナタワー」の完成と同時期に、新宿駅南側線路上空に建設中の新駅舎も完成する予定。同ビルへのアクセス向上を図り、既存の改札に加え、東側にも新たな改札を設置する。駅舎南側には、線路上空から列車を眺望できる約2,000平方メートルの広場を整備。駅東側と西側には通路を新設し、甲州街道側から南側へのアクセス性と回遊性の向上を図る。