3人組ロックバンド・くるりのニューシングル「ふたつの世界」(9月16日発売)がCDリリースに先駆けて、7日からiTunes Storeほか主要配信サイトにて先行配信をスタートした。
同曲は、現在放送中のTVアニメ『境界のRINNE』(NHK Eテレ 毎週土曜17:30~)のエンディングテーマで、登場人物2人の恋心をテーマにした書き下ろし楽曲。今回のシングルには、現在テレビで流れている「ふたつの世界 TV ver.」だけでなく「Bebop ver.」、「Chamber ver.」の3バージョンと、各インストゥルメンタルも収録されている。
この中で「TV ver.」が、iTunes Store、レコチョク、moraなどの主要サイトにおいて先行配信された。配信リリースに合わせてアーティスト写真も更新。民族調の衣装に身を包み、ボーカル&ギターの岸田繁をはじめとしたメンバーの険しい表情が印象的なカットに仕上がっている。
2016年秋にバンド結成20周年を迎える、くるり。長きにわたって活動しながら多様なジャンルに足を踏み入れ、音楽性も変化していったくるりは結成20年を迎えるにあたり、"今あえて過去を振り返ったうえで、これからを創っていくこと"をコンセプトとして、1stアルバム『さよならストレンジャー』(1999年)、2ndアルバム『図鑑』(2000年)の再現ライブ「NOW AND THEN vol.1」を今年4月に開催し、大きな話題を呼んだ。同シングルの初回限定盤には、そのライブテイクから計14曲が収録された『NOW AND THEN DISC』が同梱される。
くるりは過去にも、『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)や『奇跡』(2011年)などの映画作品に加え、『まほろ駅前狂騒曲』(2014年)といった数々のドラマやCMに楽曲を提供してきたが、アニメ主題歌を務めたのは今回が初。9月20日には地元・京都で9回目を迎える「京都音楽博覧会2015」の開催、11月2日からは全国12都市13公演を行うコンセプトライブ「NOW AND THEN vol.2」ツアーも控えている。