管理職になりたい女性は46% - 「収入」「やりがい」「自己成長」を求める

エン・ジャパンは、「キャリア意識」について調査を実施した。調査は6月3日～8日にかけて行い、20～40代の女性1,994名から有効回答を得た。

76%が「働き続けたい」

管理職になりたいと考えているか尋ねたところ、「管理職になりたい」(16%)、「どちらかといえば管理職になりたい」(30%)が合わせて46%で、現状の女性管理職割合6.6%よりもかなり高い数値となった。特に既婚者は、管理職を希望する女性が51%と未婚者の44%を上回っている。

理由について聞くと、最も多いものは「収入を増やしたい」(78%)。2位は「仕事のやりがいを感じたい」(70%)、3位は「自己成長したい」(54%)だった。

結婚、出産、育児などライフスタイルの変化があっても、ずっと働き続けたいと思うか聞くと、76%が「働き続けたい」と回答した。年代が上がるとともに「働き続けたい」という割合は高く、特に既婚者では88%が働き続けたいと答えている。

働き続けたい理由は「経済的な自立の道は持っておきたい」(69%)が最も多く、次いで「生活のために収入が必要」(64%)、「社会とのつながりを感じたい」(61%)が続いた。

結婚や出産などライフスタイルの変化とともに、働くことに対する意識は変化すると思うか(変化したか)尋ねると、「変化する」(48%)、「変化するかもしれない」(45%)という回答が93%を占めた。

変化の内容を聞くと、「結婚・出産後は少しペースを落として働くが、子供の手が離れたら以前と同様に働きたい」(50%)が最も多かった。特に既婚者は「結婚・出産後は少しペースを落として働くが、子供の手が離れたら以前と同様に働きたい」という回答が、2013年の同調査での47%から56%と上昇している。

ライフスタイルの変化があったとき、パートナーや両親からサポートを得られやすい環境か尋ねたところ、「はい」という回答は48%に留まった。8割が働き続けたいと考えているものの、環境がまだ整っていないことがわかる。

年代や未既婚別の傾向を見ると、20代は「親の協力が得られる」という回答が42%、30代・40代は「パートナーの協力が得られる」がそれぞれ39%・37%で最多だった。既婚者でも「パートナーの協力が得られる」(58%)が圧倒的に多く、パートナーとの連携が重要になっているようだ。