P&Gはこのほど、20~60代の男女1,000名を対象に「日本人が最も肌に触れるもの調査」を、子どもを持つ20代~50代の主婦300名を対象に「家庭の夏のニオイケア」に関する調査をそれぞれ実施し結果を発表した。調査期間は6月12日~15日。

夏のニオイワースト1位は「枕」

「主婦の夏の気になるニオイワースト10」

子どもがいる20代~50代の主婦に対して、家庭内のどんなニオイが気になるのか尋ねたところ、1位は「枕(65.7%)」だった。次いで「布団(42.3%)」「配偶者(40.7%)」と続いた。

「単品あたりの1年間の肌と接触時間TOP10」

また、20代~60代の男女に、人やモノへの1年間の接触頻度や時間を聞いた結果、「枕」の接触時間は1日5.9時間だった。枕一個あたりの年間総接触時間は1,608時間にも上り、41アイテム中1位だった。また、主婦が夏にニオイが気になる対象として3位に挙げていた「配偶者」の接触時間は、年間わずか30時間であることが判明。「枕」の約53分の1と、ほとんど触れていないのにクサイと思われているという、悲しい結果となった。

寝具がクサい家族は、断トツ「夫」

「寝具のニオイが気になる家族」

続いて、特に寝具のニオイが気になる家族について調べた結果、「夫(66.3%)」が断トツ1位となり、次いで「自分自身(33.0%)」「息子(23.3%)」と続いた。また、夫の寝具で最もニオイが気になるのは、やはり「枕・枕カバー(93.5%)」だった。

約4割の家庭が「枕のニオイ対策せず」

「主婦の夏の枕のニオイ対策頻度」

次に、夏にどのくらいの頻度で枕のニオイ対策をしているのか調査したところ、「1週間に1回程度(14.7%)」「2~3日に1回程度(10.7%)」「2~3週間に1回程度(9.3%)」と、枕のニオイ対策実施率は61.4%という結果に。およそ4割の家庭は「何もしない(38.7%)」状態であることが明らかとなった。

また、具体的な夏の寝具のお手入れ方法を聞くと、枕カバーやシーツなど洗濯しやすいものは洗濯機で洗っているが、洗濯機で洗いにくい枕本体や布団は「天日干し」がお手入れの主流であることが判明。洗濯も天日干しも難しいベッドやマットレスについては「消臭・除菌スプレー」の使用が最多回答だった。

「主婦の夏の布製品のニオイ対策自己評価」

最後に、夏のニオイ対策に対する自己評価をしてもらったところ、66.0%の主婦が「どちらかというとできていないと思う(51.7%)」「できていないと思う(14.3%)」と回答。布製品のお手入れに関して、「もっと手軽にニオイ対策がしたい(90.7%)」「もっと頻繁にニオイ対策がしたい(83.7%)」と、簡便なニオイ対策の方法を模索していることがうかがい知れる結果となった。