ヤマハ発動機は8日、250ccの水冷・直列2気筒エンジンを搭載するスポーツモデル"MT"シリーズの新製品「MT-25」を、6月よりインドネシアにて販売すると発表した。製造および販売は、同国のグループ会社PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)が行う。
MT-25は、2014年から先進国市場を中心に導入している「MT-09」「MT-07」の日常的な速度域で楽しめるスポーツ性や"MT"シリーズの世界観を、250ccクラスに展開したモデル。アセアン・先進国市場で高評価を得ている「YZF-R25」のエンジン、フレームなどのプラットフォームをベースに開発することで、優れた走行性とコストパフォーマンスを両立した。
主な特徴は、市街地での機敏かつ快適な走行に適した乗車姿勢、"MT"シリーズ共通の"マスフォワードシルエット"と"マス集中感"を具現化したデザイン、中高速で高揚感のある2気筒エンジン、軽快なハンドリングに貢献する165kgの軽量な車体設計などとなっている。価格は、ジャカルタ店頭小売価格で4,600万ルピア。
MT-25は今後、事業規模拡大を担うグローバルモデルとして、先進国市場を含めた世界各国への投入も予定してる。