ウェザーニューズは6月4日、「ほたる出現傾向」を発表した。
同社によると、2015年は全国的に晩冬から5月にかけて気温の高い日が多く、ホタルの出現が例年(2009年~2014年)より早まっているとのこと。すでに西~東日本の広い範囲で出現し、5月末からは関東南部からもホタルが出現したとの報告が届きはじめたという。東京や神奈川などではピークを迎えている。
また、6月中旬~下旬には東北や北陸で見頃を迎える予想となっている。2015年は北海道の一部エリアでも6月中に飛び始める可能性があり、7月には見頃を迎える見込み。
なお、2015年は西~東日本の一部地域から「ほたるの数が少ない」という報告が届いているという。その理由として、2014年夏の台風による大雨でホタルの卵や幼虫が流された可能性や、2015年4月下旬から雨が降らない日が続いたことによる乾燥が、ホタルの幼虫やさなぎに影響を与えた可能性が考えられるとのこと。