いおワールド かごしま水族館にある、「沈黙の海」と名付けられた水槽が話題となっている。
真っ青な水だけが入った水槽の意味とは?
件の水槽は1997年の開館当初より、館内のルートのいちばん最後の、出口付近に設置。その名の通り、魚などの生物の姿はなく真っ青な水だけが入っており、この青を背景に、ときたま泡がポツリポツリと浮き上がるのみとなっている。
水槽の傍らには、「青い海 なにもいない」から始まる"沈黙の海"と題した詩も掲げられている。同館によれば、様々な生物たちの水槽を見た後にこの水槽を見ることで、「何も生物がいない海って、いったいどうなんだろう?」と、来館者の気付きを促すのが目的だという。