飲食店「塚田農場」などを経営するエー・ピーカンパニーは、2016年度新卒採用において、学生自身の強みを活かした課題をクリアすると即最終選考に臨める「裏口採用」の採用を開始した。

9つの特別なルートを用意

同社は「21世紀型大自然経営」という理念を掲げている。価値観の統一化、やり方のマニュアル化など型にはめる経営方針ではなく、一人ひとりの社員が持つ個性や強みにあわせ、その成長を自然に促す教育を行う。キャリアアップも自ら選択でき、自分らしく自己実現できる仕組みを整えている。

「裏口採用」とは、学生からの直接アプローチを促し、自分の強みを活かして選考に挑戦できる採用方法。9つの特別なルートを設けており、その中から一つを選択してルートに沿った課題に挑戦する。

大学で体育会の部活に所属している人などを対象とした「体育系ルート」の課題は、写真をもとに懸けてきた思いをプレゼンすること。アルバイトで調理経験2年以上の人を対象にした「料理ルート」を選んだ場合は、写真を元に作った料理に関してプレゼンすることが課題となる。そのほか「酒ルート」「魚ルート」「リーダールート」なども用意している。

それぞれの課題を通過すると、通常複数回予定している面接を省き、直接最終選考に進むことができる。詳細は、同社の新卒採用サイトで案内している。