上野動物園は4月20日、同園で飼育されているニホンツキノワグマのオス「ソウ」とメス「タロコ」を、多摩動物公園へ移動した。

上野動物園から多摩動物公園に移動するニホンツキノワグマのオス「ソウ」 ※画像提供:公益財団法人動物園協会

上野動物園から多摩動物公園に、ニホンツキノワグマ2頭を移動して公開

多摩動物公園では2014年9月9日にエゾヒグマのメス「ミチ」が死亡し、クマ舎での展示は中止していた。今回、エゾヒグマに代わり、上野動物園から2頭のニホンツキノワグマを移動させて公開することとなった。多摩動物公園でのニホンツキノワグマの展示は、1979年11月以来、35年ぶりとなる。

メスの「タロコ」 ※画像提供:公益財団法人動物園協会

オスの「ソウ」は推定9歳。長野県で保護された個体のため、正確な生年月日は不明。2007年8月24日から上野動物園で飼育している。メスの「タロコ」は2006年4月30日に富山県で保護された。推定8歳。2006年7月11日に上野動物園に来園した。

「ソウ」と「タロコ」の移動後、同園のニホンツキノワグマはメス2頭になる。