JX日鉱日石エネルギーは12日、埼玉県春日部市の「Dr.Driveセルフ春日部中央SS」に、同社7カ所目となる「水素ステーション」を開所したと発表した。
同ステーションは、2015年2月10日に開所したDr.Drive大和田店(さいたま市)に続き、埼玉県において2カ所目となるサービスステーション一体型として営業する。供給能力は300Nm3/hで、燃料電池車1台に充填できる水素量を最大50Nm3とした場合、1時間当たり5~6台に充填することが可能という。充填圧力は70メガパスカル、充填時間は1台当たり約3分間。敷地面積は1,978平方メートル(599坪)。
同社は、今年度内に、「Dr.Driveセルフ春日部中央SS」を加えた開所済みの7カ所を含め、東京、神奈川、埼玉、千葉および愛知の1都4県に合計11カ所の水素ステーションを順次開所する計画。現在は、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けて、23カ所の商用水素ステーションの開所に向けた準備を進めているという。
今後は引き続き、水素製造ならびに自動車用燃料供給に関わるインフラやノウハウを活用し、水素の「製造」・「輸送」・「販売」の効率的なビジネスモデルの構築を通じて、水素社会の実現に向けて貢献していくとしている。