2000年に行われた「国勢調査」によると、35~39歳の女性の未婚率は13.9%。その10年後、2010年に行われた同調査では、45~49歳の女性の未婚率は12.6%。つまり、この2回の調査が行われた10年間で結婚できたアラフォー女性の割合は1.3%しかなかったことになります。

この1.3%という値に数えられた女性たち、アラフォーの彼女らが結婚できた理由、結婚できるアラフォー女性の特徴などをいくつか挙げてみたいと思います。

1)自己の価値を適正に判断できる

自分の現状を鑑みることをせず、理想ばかりを追い求めている女性。結婚相手を選別するためのフィルターがゆがんだ選別基準によって狭められている女性は結婚できません。恋愛や結婚は「経済」に例えられることが多くあります。自分自身に売価を付け、その価値と売価に納得した買い手が現れるの待つのと同じです。自身の価値を適正に判断できる女性には買い手が必ず現れます。逆に、自身を過大評価している女性は結婚できません。

2)結婚相手に課する条件を減らす

2011年の「人口動態統計」によると、女性の平均初婚年齢は29.0歳とされています。平均初婚年齢(アラサー)の頃に結婚相手へ課していた条件を、アラフォーになってからも変えられないようでは結婚相手は見つかりません。「これだけは譲れない」という箇所を除いては、結婚相手に課する条件の緩和を行う必要があります。安易に、「妥協すべき」と言っているのではなく、課する条件を少なくできる女性は何歳であろうと結婚できます。

3)相手が初婚であるかにこだわらない

離婚経験がありながらも再婚を望む男性は、経済的に余裕があり、同じ轍を踏まないよう結婚生活や人生設計に対しても慎重で、配偶者との関係を良好に保ちたいと思っている傾向が多く見られます。近年の離婚率の上昇に伴って、「この人と結婚したい」と思った相手には離婚経験があるという状況も起こり得ます。しかし、相手となる男性が初婚であるか否かにこだわらないのであれば、幸せな結婚ができる可能性は格段に高くなります。

結婚できる割合がわずか1.3%しかないと言われるアラフォーの女性であっても、結婚ができないわけではありません。結婚するのに努力や自己啓発が必要なわけでもありません。要は、本人の気持ち次第。自分の商品価値を適正に判断と評価でき、その価値に見合う相手を選ぶ、または選んでもらえれば、年齢など関係なく結婚できます。アラフォーになる前に結婚した女性たちは、意識するしないに関わらず上記を実践しているだけなのです。

執筆者プロフィール : 坂田 陽子(さかた ようこ)

福岡県生まれ。20代の半ばから恋愛問題や夫婦問題に関するカウンセリングを開始する。寄せられる相談件数は年間1万件以上にも上る。多くの案件を解決した経験から独自の恋愛論を展開し、各メディアで人気に。これらの経験を活かし、結婚相談所「ブライダルジャパン」と、出逢いのための社会人サークル「東京アクティビティ」を手掛ける。最近では、後進育成のための「恋愛アナリスト・婚活アナリスト実践養成講座」も主宰している。

坂田陽子の結婚相談所「ブライダルジャパン」