DeNAライフサイエンスはこのほど、遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」の検査メニューに新たな検査項目「祖先」を追加した新メニュー「ディスカバリー」の提供を開始した。
「MYCODE」は、検査キットを使った一般消費者向けの遺伝子検査サービス。自宅で唾液を採取し送付すると、解析センターにて遺伝子の解析が行われる。検査項目は、最大で280項目(検査メニューによって異なる)。
今回提供を開始した「ディスカバリー」は、"遺伝子で自分のルーツを知る旅へ"をテーマに行うもので、自分自身の体質(体型・肌質等)の遺伝的な傾向を知ることができるほか、人類発祥の地から日本にいたるまでの、自分のハプログループの移動経路を確認できる。
ハプログループとは、人間の細胞内のミトコンドリアと呼ばれる器官のDNAの多型を用いて分類される遺伝的なグループのこと。同検査では自分がどのハプログループに属し、そのハプログループが昔にどのようなルートで日本にたどり着いたのかを解説する。
また、ハプログループを表すベースのイラストに「体質」の検査結果も加え、自分の遺伝的体質を反映したキャラクター「ゲノミー」も作成できる。キャラクターには3万通り以上のパターンがあるという。
価格は9,800円(税別)。検査項目は21項目。また、「ディスカバリー」以外にも、がん、生活習慣病を含む150種類の疾病リスクと、130種類の体質関連項目の検査とアドバイスが行われる「ヘルスケア」、がん、生活習慣病の主なものと体質関連の100項目の検査とアドバイスを受けられる「ヘルスケアLite」の検査メニューもある。