東京都は23日、東京都環境公社が所有する土地を活用したガソリンスタンド併設型の水素ステーション整備を行う事業者を募集すると発表した。
水素は、様々な供給源から製造することが可能で、利用段階でCO2を一切排出しないため、化石燃料に代わるクリーンエネルギーとして注目されている。水素エネルギーの普及を進めるためには、水素ステーションの整備が必要となり、東京オリンピック・パラリンピック大会の開催を踏まえ、特に都心部・臨海部での早期の整備が求められている。
今回の水素ステーションの整備は、このような動きを促進するために行うもの。整備する水素ステーションはガソリンスタンド併設型で、建設および運営・維持管理を行う事業者を募集する。
主な条件として、事業の遂行に必要な組織、人員を有していること、事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を持ち、かつ、資金等について十分な管理能力を有していることなどが設定されている。
受付期間は2015年3月2日~20日。書類選考・プレゼン期間は同年3月23日~27日。決定事業者の公表日は同年3月31日。
事業実施場所は東京都江東区潮見1丁目3番地1(現状:東京都環境公社潮見環境・リサイクルセンター)。面積は約2,400平方メートル。完成は2016年3月末を予定している。