東京ディズニーランド&シーといえば、独身の時のみならず、結婚して子供が生まれたらファミリーで遊びに行きたい人気スポット。しかし、小さな子どもを連れてのディズニーリゾートとなると、大人だけで遊ぶ時とは過ごし方が異なってくる。

周辺ホテルでの宿泊を絡めたディズニーリゾートを一度体験すれば、その快適さにハマるはず! 今回は、オフィシャルホテル「ヒルトン東京ベイ」で宿泊

子どもの荷物を持ち、子どもが見たいというパレードのために場所取りをし、子どもが乗りたい! というアトラクションの列に並び……。1日遊べばパパもママもクタクタになるはず。さぁ、それから混雑した電車や渋滞に巻き込まれながら車で我が家へ帰る、となると考えただけでもグッタリだ。

そこで、都内に住んでいる人も、ぜひホテルを活用してもらいたいのだ。ディズニーホテルのほかに、リゾート周辺には「東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテル」「東京ディズニーリゾート・パートナーホテル」「東京ディズニーリゾート・グッドネイバーホテル」がある。ディズニーホテルといえば、ディズニーシーの中にある「ホテルミラコスタ」をはじめとする3ホテルがあり、オフィシャルホテルはリゾートを囲むようにして立地する6ホテルがある。リゾートへの移動を考えると、滞在はディズニーホテルもしくはオフィシャルホテルの中から選ぶのがラクだろう。

今回は、オフィシャルホテルの中の「ヒルトン東京ベイ」に実際に子連れで滞在。土曜日はディズニーランドで遊び、ヒルトンに宿泊。翌日曜日はディズニーシーで遊ぶといったスケジュールで、ディズニーリゾートを満喫した。

土曜は開園と同時に入り、夕方にはチェックイン

土曜はディズニーランドに開園と同時に入園。少しでも混雑を回避しようという狙いだ。子どもはまだ1歳8カ月。乗れるアトラクションも限られているが、「ウエスタンリバー鉄道」や「ジャングルクルーズ」「魅惑のチキルーム」「カントリーベア・シアター」「イッツ・ア・スモールワールド」を楽しみ、親も満喫できた。

まだ子どもが小さいので夜のパレードはあきらめ、16時頃にはヒルトン東京ベイにチェックイン。今回宿泊したのは「ハッピーマジックルーム」。2008年に初お目見えした同ホテルのファミリー向けコンセプトルームだ。

「ハッピーマジックルーム」は、オリジナル童話「見習い魔女ティアラとまほうの森」をイメージしたコンセプトルーム。写真右の「ハッピーマジックスイート」(~6名・10万5,138円~)と写真左「ハッピーマジックルーム」(~4名・4万6,332円~)がある(料金は共に、サービス料10%・消費税を含む1室の料金目安)

木々や青空が描かれ、ホテルの一室とは思えない!

ドアを開けると、壁には木々の絵が描かれており、天井には青空が。魔法の国に迷い込んだようで、ここがホテルの一室であることを忘れてしまうほど。客室内には"3つの仕掛け"があり、1つは、鍵穴にカギを差し込んでみるとランプがつき……、ここからは、実際にこの客室に泊まってみてのお楽しみ。子どもは何度も"仕掛け"で遊び、とても気に入った様子だ。子どもが楽しそうにはしゃぐ姿を見て、私たち両親もディズニーランドで遊んだ後、まだ魔法がとけずに夢の国で遊んでいる気分になれた。

部屋のメルヘンな仕掛けに心が奪われてしまったが、部屋の各所にはベビー・キッズ向けのグッズがセットされていた。ベッドガードやおむつバッグ、子供用のパジャマや歯ブラシなど。予約時のリクエスト通りでほっと一安心。他にはベビーベッドやベビーバスの貸し出しもあるので、必要な場合は予約時に伝えておこう。

鍵穴に鍵を入れると……あ! ランプがついた!!

洗面台においてあった子ども向けのステップは切り株。かわいらしい心配り

子ども向けのアメニティも

レストランでは離乳食・幼児食対応も

ホテル内にあるレストラン「フォレストガーデン」

そして夕食は、子ども連れのファミリーにも人気の「フォレストガーデン」で。ブッフェスタイルで、各国料理が楽しめる。娘は離乳食は卒業したものの、大人用のご飯を小さく刻んだりして与える必要がある。その旨スタッフに伝えてみると、こちら側で選んだ料理を刻んで子供用の食器に盛り付けてくれるという。なんといううれしいサービス! ブッフェ台には並んでいなかった白ご飯も用意してくれた。お願いすればおかゆも作ってくれたり、ベビーフードの温めも対応してくれる。これなら、離乳食中のベビー連れでも安心だ。子どもは刻んでもらった料理をぺロリ。いつもよりたくさん食べて、ホテルの食事に満足した様子だった。

翌朝の朝食も同じフォレストガーデンを利用。朝の忙しい時間帯も、パンやおかずの刻み対応をしてくれ、とても助かった。

夕食も朝食も子どもは刻んでもらったホテルメイドのメニューをぺろり

忙しい朝食の時間帯も、子ども用に料理を刻んでくれた

ディズニーランドでたっぷり遊び、ヒルトンでゆっくり休養。しっかり朝食をとった後は、元気いっぱいに家族3人で開園と同時にディズニーシーへ。「ベネツィアン・ゴンドラ」や「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」などを楽しんで、昼過ぎにはリゾートを後にした。もう少し遊びたい気もしたけれど、明日からの仕事を考えるとこれくらいのスケジュールがちょうどいい。土日でランドとシーを楽しみながらこんなにもゆったりとしていられるのは、やはり、ホテル宿泊を絡めたからこそ。

都内に住んでいるのに泊まるのは贅沢すぎる……と思うアナタ。一度宿泊を絡めたディズニーリゾート滞在を体験してみれば、その快適さにハマるはず! ぜひお試しを!!