“今すぐて出掛けたくなるドライブ情報サイト”として、日本全国のクルマで楽しむ旅行情報を提供している富士通テンの特別サイト「ECLIPSE drive」。バラエティーに富んだ各種コンテンツの中でも特に人気なのが“突撃!!プス夫レポート”だ。オリジナルのキャラクター・井栗プス夫が、ちまたで話題のスポットや気になる場所を訪れ、突撃レポートするコーナーだ。今回は、このコーナーの取材現場に同行させてもらった。

世界最長の吊り橋「明石海峡大橋」

今回の取材レポートは“神戸編”。ここ数年、国内外で積極的なプロモーション活動を展開し、国内外から訪れる観光客数が飛躍的に増加している関西有数の観光名所だ。そんな中でも今回、プス夫が突撃レポートに出掛けたのは明石海峡大橋。明石海峡を横断し、神戸市と淡路島を結ぶ架橋として1998年4月に完成した世界最長の吊り橋だ。

神戸市と淡路島を結ぶ「明石海峡大橋」

本州から淡路島や四国方面へ向かうマストのドライブルートだが、そんな大橋に実は知る人ぞ知る大人気の観光コースがある。その名も“明石海峡大橋ブリッジワールド”だ。橋の袂にある「橋の科学館」で明石海峡大橋について建築技術などを学習した後、なんと通常は関係者しか立ち入ることのできない橋桁を通って、吊り橋を支える主塔の塔頂まで登ることができる見学ツアーだ。

明石海峡大橋すぐ隣にある「橋の科学館」

催行は4月1日から11月30日までの毎週木・金・土・日曜日と祝日。1日に午前と午後の部の2回実施されている。中学生以上が対象で、参加費用は中学生1,500円、高校生以上は3,000円で、2カ月前の月の1日の10時からネットとFAXで申し込みを受け付ける。受け付け後は瞬時に予約がいっぱいになってしまい、開催当日も天候などによっては中止になってしまうこともあるので、かなりレア感満載のコースだ。

一歩目が一番コワイ!

今からこの写真奥にある白い鉄柱“2P主塔”まで歩く

まずは明石海峡大橋の入口にある橋の科学館に到着。海にまたがる吊り橋を下から全体像を眺める。橋長3,911メートル、中央支間長1,991メートルという世界最大の吊り橋のスケール感とそれを作り上げた技術力に改めて圧倒されてしまう。

ツアーで目指すのは、“2P主塔”と呼ばれる、神戸側の吊り橋を支える柱の部分の塔頂。海面からは約289メートルの高さがある。ここに至るまではまず“1Aアンカレイジ”と呼ばれる、ケーブルをつなぎ留める役割のある詰所を経由して、自動車が通行する路面の下にある管理路と呼ばれる通路を約1キロほど歩いて2P主塔を目指す。

自動車が通行する路面の下にある管理路。ここからツアーが始める

管理路は、海面からの高さは50メートル程度。格子の路面なので、隙間から海面が見える。一直線の通路だが、横からは海風が直接吹きつけるので、はじめのうちは足元が少々すくんでしまうが、海の上を悠々と歩く空中散歩は、未知の世界の体験と緊張感とで抑えられないテンションの高まりを感じる。“吊り橋効果”とはまさにこのことで、主塔に辿り着いた時にはプス夫をはじめ、今回の取材スタッフ一行は妙な一体感があった。また、管理路の横は、電力会社の送電線などのインフラ設備が並行して敷設されており、吊り橋が人やクルマ以外を運ぶ以外にも果たしている役割などを知ることもできた。

管理路は、路面が格子状になっているため41m下が丸見え!

そしていよいよ主塔に到着。塔頂へはエレベーターで一直線。エレベーターの最高階は98階となっており、一般のビルに比較するとどれくらいの高さかをイメージしてもらえるだろう。

エレベーターを降りた後は、まさに橋の内部と言った感じの小さな通路や階段を通り抜けて屋外へ。脱出した先は上を見上げれば青い空、下を見下ろせば青い海。そして、自分たちがいる塔の左右からは架線が裾のようになだらかに海面に向かって伸び、明石海峡大橋を吊り上げている。上から見下ろす明石海峡大橋、そして神戸方面と淡路島方面を見渡す360度の大パノラマに大興奮して歓声を上げずにはいられなかった。

この日は風をあまり感じなかったが、この時期は強風が吹いていることもよくあるという

神戸サイドをみた様子

真下を撮影。カメラを握る手に力が入ってしまう

大興奮のツアー体験の後は、再びクルマに乗り込み、明石海峡大橋を渡って淡路島へ。さきほどまで上から見下ろしていた橋を渡るというのは格別の気分だった。淡路島では、道の駅に立ち寄り、プス夫と一緒に腹ごしらえ。地元の海産物や農産物などの名産品を使ったグルメが満載で、神戸からわずか1時間足らずでたどり着ける絶好のドライブスポットだ。 今回のプス夫の突撃取材の最後は、神戸国際観光コンベンション協会の訪問。観光客誘致に力を入れる同協会の試みや神戸の魅力などを担当者に解説してもらった。

このように、“今すぐ出掛けたくなる”ドライブの情報を独自の切り口で多数提供してくれる富士通テンの「ECLIPSE drive」。今回の神戸編以外にも、日本各地のドライブ情報がまとめられているので、ひと味違ったドライブのプランニングに活用してみてほしい。