カール・ハンセン&サンは、1月9日から2月14日まで5週間の期限付きで東京に出店している「NOMA」のポップアップレストランにて、同社家具による空間演出を担当している。

「NOMA東京店」は、カール・ハンセン&サンの家具により空間を演出

ウェグナーの椅子と特注テーブルで、オーセンティックなデンマークの空間を再現

今回の東京進出は、「NOMA」のスタッフがそのまま東京に移動し、マンダリン・オリエンタル・ホテル(東京都中央区日本橋室町2-1-1)の37階にあるレストラン「Signature」内に出店するもの。日本の食材をいかに斬新に料理するのか、まさに日本とデンマークの食文化の架け橋となるプロジェクトとなるという。

そして「NOMA」がもつユニークな雰囲気を演出するために使用されているのが、コペンハーゲン本店でも使用されている同社の家具となる。「NOMA東京店」には、デンマークが生んだ巨匠デザイナー、ハンスJ.ウェグナー デザインの椅子CH46と、同社がこのプロジェクトのために製作したオリジナルテーブルがセレクトされた。

東京店で使用されるCH46の素材として、サスティナビリティーに優れたデンマークの森林から伐採した、樹齢200年を超えるオーク材を使用。仕上げは黒のラッカー塗装。デザインされてから50年もたっていることを感じさせないモダンな仕上がりとなっている。

座面には優れた職人が一つ一つ丁寧に張り上げるナチュラルのペーパーコード。さらに、より美しさと使用感を高めるために、東京店用にデザインされたオリジナルの黒革のクッションを装備。世界最高峰のレストランにふさわしいリッチな空間を作り出しているという。

ダイニングテーブルには、東京店の空間をより完璧なものにするために、CH46に合わせたブラック・ラッカー塗装を施した。現地の素材とサスティナビリティーに大きくフォーカスする「NOMA」のコンセプトに合わせ、デンマークのオーク材(ムク材)を使用し、デンマークの家具職人が製作。職人技が映えるテーブルとなっている。

なお、「NOMA」がコペンハーゲンに戻り、レストラン「Signature」が営業を再開すると同時に、東京店で使用された数多くのアイテムが特別に設けられたネットショップ「NOMA東京」にて販売される。グラス、皿、カトラリーを始め、今回特別に同社が製作したCH46も扱う。ここでしか手に入らないオリジナルの黒革のクッションとテーブルも購入可能となる。