いすゞ自動車は29日、大型路線バス「エルガハイブリッド」に加速性能の向上や車体の軽量化などの改良を加えて発売した。
エルガハイブリッドは、モーターによる走行とエンジンアシストや減速時の効率的なエネルギー回生を通じた省燃費走行を行い、低CO2・低排出ガスも達成した低公害の大型路線バス。
環境性能に優れた7.8リットル6HK1-TCCディーゼルエンジンを搭載し、重量車モード燃費は平成27年度重量車燃費基準+10%を達成したほか、低排出ガス車認定の取得により新車購入時の自動車取得税および自動車重量税が100%の免税となる。また、九都県市低公害車指定制度の平成21年基準「優」低公害車に適合している。
今回の改良では、加速性能向上を目的として走行モードにローモードを追加。自動変速式マニュアルトランスミッションの自動シフトアップ変速ポイントを高回転側に設定すると、加速性能を向上させた走行が選択可能となる。そのほか、車体の軽量化により最後部席の定員を1名増員(標準仕様の場合)、環境にやさしいハイブリッドバスであることを乗客に伝える、運転席背面の客室向けハイブリッドモニターをオプション設定で追加している。
エルガハイブリッド(車型 : QQG-LV234L3)の東京地区希望小売価格は、3,131万8,920円(税込)。