東京メトロは、銀座駅のデザインを一般公募する「東京メトロ銀座駅デザインコンペ」を開催する。銀座線の魅力向上のため、2012年12月にスタートしたデザインコンペの第3弾となる。

東京メトロが実施した過去2回の駅デザインコンペの最優秀案。第1弾「下町エリア」(左)と第2弾「商業エリア」(右)

今回のコンペは、地下にいながら地上を感じられる「銀座のまちの地下1階」としての空間のあり方を問うコンペと位置づけられ、銀座通連合会理事長なども新たに審査委員に加わるとのこと。プラットホーム、改札口周り、コンコース、上屋、駅機能といった各部分のデザイン提案はもちろん、「銀座駅における望ましい経験・駅のあり方」も提案課題に含まれる。

提案にあたり、「重視すべき視点」とされているのは、「銀座らしいユーザー像の具体化と望ましい経験の提案」「望ましい経験を実現する駅デザインの提案」など9項目。「周辺地域の歴史、地域性との調和を考慮したデザイン」「銀座の街との相乗効果や連携」といった地域との一体感を求める項目も含まれている。

年齢や国籍、資格、経験などを問わず誰でも応募可能だが、東京メトロの要望に応じて、すみやかに同社や東京都心部へ行くことができ、かつ日本語で対応できる態勢を整えていることが条件。複数の個人や法人によるグループでの応募も可能。応募点数は1人(または1グループ)1作品に限る。

応募の際は、「東京メトロ銀座駅デザインコンペ」公式ページからの事前登録が必要。登録受付期間は1月21日から3月6日17時まで、提出期限は3月17日12時(必着)となる。4月中旬に1次審査、6月下旬に2次審査をそれぞれ行い、公式ページにて結果を発表。賞金として、最優秀賞(1点)に50万円、優秀賞(2~3点)に30万円、入選・奨励賞・特別賞(各数点)に10万円ずつが贈られる。