恋人と別れた後、きっぱりと縁を切って関係を絶つかと友人関係を継続するか、あなたはどちらのタイプに当てはまるでしょうか。どちらがいい、悪いということではありませんが、元カレと友人関係を継続するパターンが多い女性は、以下のデメリットを抱えていることがあります。

■元カレを"保険"にしてしまう

「次につき合った人とは結婚を前提としたい」と考えるアラサー以降の女性に多いパターンです。婚活がうまくいかない中で元カレと連絡を取ったり会い続けたりしていると、お互いの勝手知ったる居心地の良さにあらためて気づき、「やっぱりこの人がいいのかもしれない」と、心のどこかで考えてしまうのです。

このような考えに至って復縁し、結婚するなら問題はありませんが、安易に復縁を狙うことを、筆者はお勧めしていません。別れたからには別れたなりの、決定的な理由があったはずです。その理由をお互いが許し合い、受け入れ合うことができなければ、復縁してもいずれまた別れることになり、結果として時間の浪費になってしまうからです。

■恋人候補の男性に引かれる可能性がある

価値観の問題になりますが、新たにつき合おうと考えている男性がいて、その男性が元カノとは連絡を取らないタイプだった場合、女性と元カレとのスタンスに引く可能性があります。その男性にとって元カレは、つき合おうと考えている女性と肉体関係にあった男性。そこまで深い関係になって別れたにもかかわらず会い続ける理由を、元恋人とは縁を切るタイプは理解できないものだからです。

特に消極的な男性の場合は、気になる女性が元カレとかなり仲がいいと聞いただけで復縁すると勘違いし、逃げ腰になってしまうこともあります。

■恋人に無駄な嫉妬をさせてしまう

元カレと会うことが普通だと交際前に伝えていたとしても、実際に会うと聞かされるとヤキモチをやいてしまうのが男性です。筆者は仕事で恋愛相談を受けていますが、そういう性格を受け入れてつき合ったけれど、やはり現実を受け入れられなくて苦しい、といった男性からの悩みも寄せられました。頭では理解していても、実は心では許しきれていなかったため、苦しんでしまうのです。

先にも述べましたが、元恋人と縁を切るか友人関係を続けるか、どちらがいい、悪いという問題ではありません。大切なことは、価値観のすり合わせです。この価値観は交際前にきちんと伝え合い、「自分はこういう人間だから受け入れてほしい」と意見を主張するだけではなく、もし相手が元恋人と連絡を取ることを嫌がる人であれば、今までの生活を変えてまでつき合いたいかを最初に考えてみるといいのではないでしょうか。

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著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。2,000人以上の人物取材の経験で磨かれた、鋭い洞察力が武器。著書は『恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80』(講談社)。無料のメール恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い。相談を休止中の場合もあるので詳細は[ブログ](http://ameblo.jp/sakura-ment/)まで。恋愛コメンテーターとして『ZIP!』(日本テレビ)、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『ばらいろダンディ』(MX-TV)などのテレビやラジオ、雑誌にも多数出演。