人事労務分野の情報機関である産労総合研究所はこのほど、「2014年 社内イベント・社員旅行等に関する調査」の結果を公表した。
同調査は、同社会員企業から任意に抽出した2,000社を対象に6月、郵送によるアンケート方式で実施。回答のあった122社について集計した。
社内コミュニケーションの促進に
社内イベントのうち「運動会や社員旅行などの余暇・レク行事」の実施状況をみたところ、「社員旅行」が46.0%で最も多く、次いで「ボウリング大会」35.0%、「ゴルフコンペ」30.0%などであった。いずれも、「余暇・レク行事を実施している」と回答した企業を100とした割合。
「社内イベントを実施する目的」について、企業規模別にみると、1,000人以上規模では「コミュニケーション促進」が最も多く、299人以下では「連帯感や一体感の醸成」が最も多くなった。
余暇・レク行事を行っている企業における「社員旅行の実施率」の推移をみた。1990年代には8割近い時期もあったものの、2004年調査では4割弱にまで減少し、2009年調査と今回調査では、約5割の実施率となった。
社員旅行を実施している企業に、「社員旅行の今後の実施予定」をたずねたところ、「これまでどおり実施」、「内容を充実させる」をあわせると8割を超えた。